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よみタイムVol.121 2009年9月18日号掲載
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ランコカス・ゴルフ・クラブ
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Rancocas
Golf Club
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違った趣きの18ホール
バンカー深く、寄せがカギ
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ハンディキャップNo.3の9番ロングホール。フェアウエイは右のバンカーより大きくドッグレッグ
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グリーン手前には池が。16番ミドルホール
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長いティーグランドは、ロバート・トレント・ジョーズ・Srの特徴
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ターンパイクを南へ向かいバーリントン・カウンティーへ。この辺りはデラウエア・リバーに程近くデラウエア・バレーと呼ばれるエリア。当クラブはターンパイク西側に位置しマンハッタンより90分。周辺にはランコカス・クリーク、ランコカス・ステート・パークなどがあり、名前の由来はネイティブ・アメリカンによるもの。当クラブも同様に部族の名を冠している。
オープンは1966年。コースデザインはロバート・トレント・ジョーズ・シニアによるもの。全長は6602ヤード、3つのロングホールを含むパー71。樹木がホールを分けるツリー・ラインのコースで全体を通してフェアウエイはタイト。グリーンは小さく顕著なアンジュレーションは見られないが、意外に読みずらくスピードも速い。また多くのグリーンがエレベイトされているためバンカーは深く、アプローチがキーと言えるだろう。
前半はストレートなホールが多くてフラットなのが特徴。1番と9番がロングホールでローハンディキャップとなっている。1番はグリーン手前100ヤード辺りから右に緩やかに弧を描いているが、見通しも良いので問題なし。しかし距離は585ヤードあり、当クラブ最長のホール。9番はフェアウエイ右サイドの大きなバンカーを支点に大きくドッグレッグ。グリーンは横に細長く手前には池。ラフも狭いので残りのヤーデージ次第では、レイアップせざるを得ないタフなホール。
一方の後半はドッグレッグのホールが多数。フェアウエイもうねりを繰り返し、アップダウンに富んでいる。4つのウォーターハザードのうち3つが後半。距離は前半に比べ短いが、スコアーメイクに苦しむプレイヤーも多いという。
後半も13番のロングホールがローハンディキャップのホール。右ドッグレッグでやや打ち下ろし。セカンド以降はゆっくり登り、フェアウエイも狭くなっていく。他にも14、16番のグリーン手前には池がありこちらも難しいホール。
コースはバラエティーに富み、違った趣きの前後半が楽しめる。クラシックとも呼ぶべきロバート・トレント・ジョーズ・シニアのコースを楽しんで頂けるだろう。
(ケーシー谷口) |
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- 12 Club Ridge Lane, Willingboro, NJ 08046
- Tel:609-877-5344
- www.rancocas.americangolf.com
- パブリック/コンペ可
- オープン期間:一年中
- グリ−ン・フィー
週日$40、週末$59(カート込み)
- 設備:スナックバー、プロショップ、ドライビングレンジ
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- NJターンパイクを南へ向かう。Exit5で降りRt541(バーリントンーマウント・ホリー・ロード)を経てI-295を南へ。Exit45Bで降りRt633(ランコカス・ロード)を右折。J・F・ケネディー・ウェイを過ぎしばらく進み。カントリー・クラブ・ロードを左折。クラブ・ハウス・ドライブを左折しコースへ。
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