2018年7月27日号 Vol.330

JAAビジネスウーマンの会・講演会
映画「おクジラさま」監督
佐々木芽生さんを迎えて

佐々木芽生


JAAビジネスウーマンの会は7月25日(水)、NY日系人会ホールで、映画監督でプロデューサーの佐々木芽生(めぐみ)さんを講師に迎え、定例の講演会シリーズ「ニューヨークの仕事人」を開催。講演会はジャーナリストの津山恵子さんが司会を務め、インタビュー形式で進行。68人が参加した。

アートコレクター夫婦にフォーカスしたドキュメンタリー映画「ハーブ&ドロシー」で、日米で大きな注目を浴びた佐々木監督。今夏に3作目となる長編ドキュメンタリー映画「おクジラさま 二つの正義の物語」(英題「A Whale of A Tale」)公開を控えている。本作は「捕鯨」という難しい問題に挑んだ意欲作で、講演会では6年の製作期間中に降りかかった困難や、動物愛護団体からの容赦のない個人攻撃について語った。

「欧米と日本、考え方には当然、隔たりがあります。互いを理解するには宗教・思想の理解は不可欠」と語る佐々木さん。映画では、文化、歴史を紹介しながら、「『こうすればわかりあえるのではないか』という強いメッセージを込めています」と語った。

同作は今年、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコで劇場上映。現在その費用の一部をクラウドファンド中(詳細記事)だ。


HOME