2018年10月5日号 Vol.335


家族で楽しむリンゴ狩りとワイナリー
「アップル・デイブズ・オーチャーズ・アンド・ディスティラリー」「アップルウッド・ワイナリー」

ワイナリー
9〜10月、9種類のリンゴ狩りが楽しめる農園「アップル・デイブズ」

ワイナリー
敷地内のテイステイングルーム

ワイン
ピッキング中に食べるリンゴは無料!

ワイン
ギフトショップも充実


ニューヨークらしい秋の行楽といえばリンゴ狩り。今回はリンゴ狩りができる「アップル・デイブズ・オーチャーズ・アンド・ディスティラリー(以下アップル・デイブズ)」と、同敷地内にある「アップルウッド・ワイナリー」を紹介しよう。

ニューヨークのオレンジ・カウンティにある農園「アップル・デイブズ」は、ジョージ・ワシントン・ブリッジから車で約90分、ショッピングモールの「ウッドベリー・コモン」から20分、野外アートで有名な「ストームキング・アートセンター」から30分程度の距離。1949年、デイブの両親ドナルド・ハルとドロシー夫妻が、同地に130エイカーの土地を購入、翌年からリンゴの木を植え付け始めた(当時の木は今でも残っている)。自分で収穫したものを持ち帰る「ピック・ユア・オウン」を始めたのは1975年から。2014年にデイブは亡くなり、現在はその家族によって運営されている。
リンゴ狩りは、専用の袋(Half Peck Bag 50セント、Half Bushel Bag1ドル)を購入し、果樹園に入って採るだけ。採ったリンゴの料金を帰りに支払うシステムで、ピッキング中に食べたリンゴは無料だ。9月・10月は9種類のリンゴ狩りが楽しめ、ミネソタ大学が開発した新種の甘いリンゴ「ハニークリスプ」も、敷地内のファーム・ストアで購入できる。新鮮な野菜やホームメイドのジャム、ソース、アップルパイ、ドーナツ、小物なども販売。ビール好きならクラフトビールもおすすめだ。

「アップルウッド・ワイナリー」は1994年に創業。シャルドネ、カルベネフラン、リースリング、樽発酵ワイン、ブラックベリーワインなど、10種類以上を生産・販売。試して欲しいのは、ハードサイダーの「ネイキッド・フロック(Naked Flock)」だ。「アップル・サイダー」や「パンプキン・サイダー」など、グルテンフリーで香料や着色料を加えず、純粋な果実の味を追求。フルーティーで飲みやすく、「ハドソンバレーで最高のハードサイダー」と評価も高い。ただ、アルコール度数が約7%とビールよりも高いため、気が付いた時に「へべれけ」になっていないようご注意を…。(芳沢レン)

APPLEWOOD WINERY
82 Four Corners Road
Warwick, NY 10990
Tel: 845-988-9292
applewoodwinery.com

Apple Dave's Orchards and Distillery
Tel: 845-986-1684
www.appledavesdistillery.com



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