 豪華なテイスティングルーム |
ロングアイランドワイナリーには2つの幹線道路がある。「ピコニックベイ(Peconic Bay)」側を走る「メインロード(Main Road)」と、その北を走る「ミドルロード(Middle Road)」だ。畑はメインロード沿いに多くあるので、特に目指す場所がなければ、その道を通れば多くのワイナリーに寄ることが出来る。
一方、ミドルロードを走る多くの人は、目的地のひとつに「スパークリングポイント」をあげる。スパークリングワインしか醸造しないにもかかわらず、そこには、この地で最も豪華なテイスティングルームがある。その影には「ロングアイランドをスパークさせてみせる」と語った「ワイナリー作りの天才」と呼ばれる男、ジル・マルタン(Gilles Martin)氏の存在があった。
シャンパーニュ地方に生まれたマルタン氏は、南フランスの大学で学んだ。1986年、マスター論文「ワイン醸造におけるウルトラフィラー技術」で、シラク前大統領から賞を授与されている。彼はその後、ドイツ、オーストラリア、カリフォルニアを巡り、画期的な手腕を現していく。殊に、カリフォルニアのロデレールで、マルタン氏が醸造したワインは、「シャンパーニュ以外で醸造された、最もおいしいワイン」とメディアで称された。
1997年にロングアイランドに移動し、「マッカリ(Macari)」、 「マーサ・クララ(Martha Clara)」、「シャーウッド・ハウス(Sherwood House)」など、いくつかのワイナリーを手掛けた後、マルタン氏は「スパークリングポイント」に情熱を傾けはじめる。そして2009年、サンフランシスコで行われたコンペティションで、2000年産のワインが高く評価された。それを機に、初めてロングアイランドがスパークリングワインの産地として地図上に示されるようになった。言葉通り、彼はロングアイランドをスパークさせたのだ。彼のワインからは、熱い情熱が伝わってくるようだ。(奥谷啓介)
Sparkling Pointe
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