2015年7月10日号 Vol.257

地ビールは鯨のマークが目印


巨大なビールタンク



ズラリと並ぶタップ・ハンドル



赤い星が示すグリーンポート


ワインを飲みに来たのだが、目の前に巨大なビールタンクが現れては、寄ってみたい気持ちを捨てられない…。少しだけのぞくつもりで中に入った。広い倉庫の中にステンレス製の壁があり、14本ものレバーがついている。8ドル払えば、6種類もの違ったビールが飲めるという。自分の体力を信じ、私は財布をとりだした。

2008年、ビールにとりつかれた2人の男が、リーマンショックの最中に行動にでた。グリーンポイントに売りに出ていた古い消防署を購入し、独自のビールを造ることを決意。会社名を「グリーンポート・ハーバー・ブリューイング・カンパニー(Greenport Harbor Brewing Company Co)」とした。オープンしてから最初の数ヶ月は、屋根も窓も無い状態で冬を過ごし、4月になりようやくまともに経営ができるようになったという。それから7年。今では、ロングアイランドにある200軒もの店で、彼らの地ビールが売られ、13人のスタッフで経営にあたっている。

巨大タンクが置いてあったのは、グリーンポイントにある消防署跡の店ではなく、ペコニックのルート25号沿いにある巨大ハウス。数ヵ月前にオープンしたばかりの店だ。ビールの色はゴールドからブラックまで。アルコール度数は4%代のものから9%代のものまで、14種類もあるから選ぶのに迷ってしまう。テーブルに置いてあるクラッカーをつまみながら、ゆっくりと楽しむ。


記念に持ちかえることができる試飲用の小さいグラスには、鯨のロゴマークがついている。6杯も飲むと、さすがに苦しくはなるが、グラスがもらえてこの値段なら悪くない。グラスを太陽にかざしてみて気付いた。この鯨のロゴはロングアイランドを形どっているに違いない。赤い星の指すところがこの地、グリーンポートだ。(奥谷啓介)

Greenport Harbor Brewing Co
42155 Rt.25
Peconic, NY 11958
TEL: 631-477-1100
www.greenportharborbrewing.com



情報提供:ホクトインターナショナル Tel: 212-949-6050 www.hokutonyc.com

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