2015年6月26日号 Vol.256

2014年はワイン醸造に最適の年だった


数々の賞に輝くボトル



特製グラスも欲しくなる



堂々としたエントランス


テイスティングを行う小屋の入り口には、堂々と「2014年度ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」という垂れ幕が掲げられていた。「ニューヨーク・ワイン&フード・クラシック・コンペティション」の863軒の中から最優秀ワイナリーとして選ばれた「マカリ・ヴィンヤード(Macari Vineyards)」のテーブルの上には、数々の賞に輝くワインがずらりと並んでいる。どれも「選ばれただけのことはある!」と感じさせる味をしていた。2004年度産の「アレキサンドラ」は、メルローを主体とし、カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランなどを混合した最高級ワイン。80ドルという値が付いたものは、この地では稀な存在だ。

ブドウ生産担当のケリー・ウルバニック(Kelly Urbanik)は、ロングアイランドでは珍しい女性のワインメーカー。カリフォルニアで小さな頃からワイン育成に携わってきた。カリフォルニア大学で科学を専攻した後、カリフォルニアの「ベリンジャー」や、フランスの「メゾン・ルイ・ジャド」などをはじめとした有名ワイナリーで経験を積んだ。「通常、夏は湿気が強く、9月と10月には雨が降ります。それがトラブルの元となるのですが、昨年の夏は、それほど暑くなくドライでした。『病気』をあまり心配しなくてよかったのです」とケリーは言う。

マカリ・ファミリーは500エーカーもの土地を1963年から所有していたが、ワイン生産を始めたのは1996年のこと。現在、3代目となる孫たちに引継がれている。その1人、ガブリエラ・マカリ(Gabriella Macari)はマーケテイング担当。「ゆっくりと時間をかけて熟成していったから、2014年のワインはとても上質なものになりました。この素晴らしいブドウを前に、問題となったことは時間でした。もっと時間をかけて試行錯誤をしてみたい。とても忙しい年となりましたが、素晴らしい経験でした」と語る。

偶然生まれた「アーリーワイン」と呼ばれるアルコール度数の低いシャルドネは大人気。収穫を終えてすぐ市場に出すワインだ。これに使われなかったブドウは、2017年まで熟成を待つことになる。2014年のアーリーワインは市場に出たばかりで、テイスティングルームでも飲むことができる。それを楽しむ一方、ノートには「2017年、忘れずに2014年産のワインを飲むこと」と記した。(奥谷啓介)

Macari Vineyards
150 Bergen Avenue,
Mattituck NY 11952
Tel: 631-298- 0100
www.macariwines.com


情報提供:ホクトインターナショナル Tel: 212-949-6050 www.hokutonyc.com

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