2015年5月29日号 Vol.254

フルーティーな味を追求
デザートワインが自慢


賞に輝くフルーティなワイン



豪華な黒塗ボトル



大きな「L」が目印


中国の上海へも輸出している「リエブ・セラーズ(Lieb Cellars)」というワイナリーがロングアイランドに存在する。テイスティングルームは、オレゴンロード(Oregon Road)という幹線から離れたところにあるので、地図で確認しないと見つけられない。

このワイナリーの知名度を上げた功労者に、トーマス・パトリック・コリッチオ(Thomas Patrick Colicchio)というシェフがいる。トムは、かの有名レストラン「グラマシータバーン」をオープンさせ、「フードのオスカー賞」と呼ばれる「ジェームズ・ベアード・ファンデーション・アワード」を受賞している。テレビ番組では、カリスマ・セレブ・シェフとして紹介され、ハンプトンの最高級ホテル、トッピング・ローズ・ハウス(Topping Rose House)のレストランも運営していた。そんな彼のブランドワインの製造元となったことで、リエブ・セラーズは、その名と信頼度を躍進させることができた。

4区に分けられて存在するワイナリー畑は、合計85エーカーの広さを保有し、この地の畑としてはとても歴史の長いものもある。例えば、シャルドネ・ブランとリースリングを栽培しているメインロード畑は1981年に、シャルドネとピノノワール・ブランを栽培しているブリッジ・レーン畑は1983年にそれぞれ栽培を始めている。熟成した土壌が、パトリックの目に適ったコクのあるワインを生んだのだろう。

このワイナリーの最大の特徴は、ブリッジ・レーンと名づけられたセカンドブランドがあることだ。セカンドブランドだからと言って、手を抜いた醸造を行っているわけではない。売値を下げるために、ボトルやラベルの質を落としているにすぎない。彼らは、このワインを「クラフトワイン」と呼んでいる。ボトル以外に、3リットルの箱入りもあれば、20リットルの少樽もある。パーティに使うにはうってつけの商品だ。

ここのワインはフルーティな味が強いためか、テイスティングルームにも若い女性が多い。デザートワインに最高値を付けていることが、フルーティな味を追求していることを物語っている。その飲みやすさが、上海にまで市場を広げることができた理由の一つなのだろう。(奥谷啓介)

Lieb Cellars
13050 Oregon Rd.
Cutchogue, NY 11935
TEL 631-298-1942
Liebcellars.com


情報提供:ホクトインターナショナル Tel: 212-949-6050 www.hokutonyc.com

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