2015年4月10日号 Vol.251 |
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ロングアイランド最古のワイナリー
「生きているうちに行っておくべき1000の場所」というベストセラー・ブックがある。そのひとつに選ばれている「カステッロ・ディ・ボルゲーゼ・ビニャード(Castello Di Borghese Vineyard)」は、ロングアイランド最古のワイナリー。1973年にハーグレイブ・ファミリーが始めたワイナリーを、1999年にマルコ・ ボルゲーゼ夫妻が購入。以来、数多の賞に輝くワインを醸造してきた。 2012年の例を挙げれば、800本のワインの中から厳選されるイースタン・インターナショナル・ワイン・コンペティションで、2010年産のカベルネ・フランがゴールドメダルを、2010年産のリースリングがシルバーメダルをそれぞれ獲得。5500件ものエントリーがあり、全米一のコンペティションとなったサンフランシスコ大会では、2009年産のリースリングがシルバーメダルを獲得した。 イタリアのフィレンツェの郊外にある町、スカルぺリアに生まれ育ったマルコ氏にとって、ワイン作りは誰もが自宅で行っているようなことだった。彼の親戚には、世代に渡りフローレンスでワイナリーを営んでいる者もいた。また、妻のアンはパリでフランスワインを学んだ。2人がワイン造りを始めることはとても自然なことだったのだ。 1989年のサンクスギビングデーにここを訪れた2人は、その場でこのワイナリーに惚れ込み、翌年購入を決めた。1999年10月24日のニューヨーク・タイムズには、「イタリアの王子とその妃がロングアイランドのワイナリーを購入」という見出しの記事が載った。一昨年のインタビューで2人は言った「あのとき、自分たちはワイナリーを買おうと思ってきたのではなく、ただワインを飲みにきただけだったんだ」と。 2人は2014年6月に他界したが、彼らのワイナリーへの愛情はしっかりと3人の子供たちに受け継がれている。「生きているうちに行っておくべき1000の場所」に選ばれた理由を、あなたはどこに見出すだろうか。(奥谷啓介) Castello Di Borghese Vineyard 17150 Country Rte.48 Cutchogue, New York 11935 Tel: 631-734-5111 www.castellodiborghese.com Tweet 情報提供:ホクトインターナショナル Tel: 212-949-6050 www.hokutonyc.com
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