
大人しいリャマ(上)と
ハイランドキャトル |
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馬牧場を求めて、1978年に購入した芋畑が「マーサ・クララ・ワインヤード」の始まりだった。オーナーのロバート・エンテンマン(Robert Entenmann)は、しばらく馬との生活を楽しんでいたが、時の流れとともに周囲がワイナリー畑へと変わっていくのを見て考え出す。そして、1995年に18エーカーだけでブドウを栽培することにした。それが、わずか4年の間に100エーカーものブドウ畑になるとは、彼自身想像していなかったかもしれない。
牧場のなごりは飼育場に見ることができる。車で通り過ぎかけて、私は思わず駐車場へ入ってしまった。珍しい動物がいたからだ。興味津々で近寄ってみると、リャマ! ハイランドキャトルもいる! 一緒に記念撮影をして、テイスティングルームへと向かうことに。リャマに引き寄せられたワイナリー巡りとなった。
飼育場の向こうに平原が広がり、ワイン畑とあわせて200エーカーにも及ぶ広大な土地だ。畑には130,000本ものつるがあり、冬になると、スタッフはかじかむ手でブドウをもぎ取る作業に追われる。それでも彼らは言う。「冬はいい季節ですよ。それほど待たずにテイステイングができますから。あわせて、ワインの勉強会、ワインにあったチョコレートの選び方、ライブコンサートなども用意しています。是非イベントスケジュールを見てください」
膨大な量のブドウから造られるワインの種類はさまざま。メルロー、ピノノワ、シャルドネなどのお決まりに加え、シラー、マルベク、セミロンなど、合計14種類ものワインが並ぶのには驚かされる。2012年産のシャルドネは、2014年度ニューヨーク・ワイン&フードクラッシックで、樫の樽を使わないベスト・シャルドネに選ばれた。
「マーサ・クララ」はロバートが愛した母の名前。週末には、フードベンダーによる食事も楽しめる。ここは愛らしい動物たちとともに、温かさに溢れるワイナリーだった。(奥谷啓介)
Martha Clara Vineyard
6025 Sound Avenue,
Riverhead, NY 11901
TEL: 631-298-0075
www.marthaclaravineyards.com |