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よみタイムVol.89 2008年5月16日号掲載
 
ピアニスト 辰巳享子

ガーシュウインの協奏曲
「ピアノ一台で演奏」に挑戦
6月3日カーネギーで

 ピアニストとしてニューヨーク、日本などで活躍しているの辰巳享子が6月3日(火)、カーネギー・ワイルリサイタルホールで「ガーシュウィン、パリに憧れた男」と題したコンサートを行う。
 このコンサートは、企画してから4年かけて編曲したガーシュウィンの「ピアノ協奏曲へ長調」をピアノ一台で演奏するというもの。昨年日本で「世界初演」として録音、CDを発売して話題となった。
 「あまりにも無謀な企画でどうなるかと思いましたが、何とか10本の指でオーケストラを弾いてみたいという気持ちが強かった」という。
 ノーカットで35分間たっぷりと演奏する。当日のプログラムは他にフランス印象派の代表的な作曲家、ドビュッシーの代表作「版画」(「塔」「グラナダの夕暮れ」「雨の庭」)、ガーシュウィンがニューヨークからパリに滞在していた時に知り合ったラヴェルのヴァイオリンソナタと、ピアノ協奏曲ヘ長調。
 「3人の作曲家はパリで共通しているんですね。ラヴェルはガーシュウィンに影響を受けてブルース調ですし、対比して聞いてくれれば楽しいと思います」と話す。

 辰巳は大阪生まれ。3歳半でピアノを学ぶ。「歌を聴いたらすぐピアノで弾けた」という音楽少女。最初の先生に「もう教えることは無い」と言われ、精鋭の金澤ピアノ塾を紹介された。
 高校は東京の都立芸術高校。音楽科だけで40人の少数精鋭の音楽学校として知られていた。
 このあと東京芸術大学に入学したが「どの人も例外なく素晴らしかったので驚いた」。卒業直後から日本女子大で教えていた。さらにピティナなど、子どものピアノコンクールの全国大会審査員などの経験がある。
 88年からニューヨークに在住。100丁目ウエストサイドのアパートに住んだが、ある時ガーシュウィンの伝記を読んでいたら、同じアパートでガーシュウィンが仕事場として使っていたことがわかり親しみを感じたという。
 ガーシュウィンはニューヨーク生まれの作曲家で、ジャズとクラシックを融合させた「ラプソディ・イン・ブルー」で初めて「シンフォニック・ジャズ」が世界的に認められ有名になった。
辰巳享子リサイタル
日時:6月3日(火)8PM開演
場所:ワイルリサイタルホール
57丁目&7thアベニュー
チケット:$35、$45
購入方法:212-247-7800
www.carnegiehall.org