2022年7月8日号 Vol.425

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幅広く踊れるダンサーに

関口 翔太
Shota Sekiguchi
ダンサー

・出身:群馬県

★ダンスを始めたきっかけ
ディズニーダンサーだった親友のいとこのパフォーマンスを見て感動したことが、ダンスに興味を持ったきっかけです。キラキラする彼女を目撃し、「人前に立つ仕事がしたい」と思いました。18歳前にダンスを始めてから今日に至るまで、毎日ダンスのことを考えて生きてきました。

★ダンスの魅力
言葉では表せられないモノを、心と体を使って表現できるのがダンスの素敵なところだと思っています。最近は、様々な仕事に柔軟に対応するためジャンルを問わずに踊っていますが、ジャズダンスやコンテンポラリーダンスの方が、ストーリーを乗せて表現しやすいと感じています。



★ダンスの醍醐味
「自分らしさ」を教えてくれた「最高のギフト」だと思っています。ダンスは踊ることだけではなく、見て学ぶことや、日常生活の中でインスピレーションを受けることがあります。たくさんのことを吸収しながら、ダンスも人間も成長できることが毎日の課題でもあり、勉強させてもらっています。

自分がもっともアピールしたいところは、「どんなジャンルも自信を持って踊れること」。ダンスを始めたのが遅かったことから、周囲との「経験値の差」を感じてきました。ですが、どんな状況でも「YES!」と答えられる、なんでも踊れるダンサーになることこそが、自分の強みだなと考え、幅広い分野でダンスを学んできました。

★NYを選んだ理由
高校三年生の時、ロサンゼルスに単身留学をしたのですが、アメリカでダンスを学んだ方が、日本よりももっと「いいもの」が見つかるかも知れないと感じました。ダンス学校でビザサポートを行っていたニューヨークの学校に入学することを決断し実行。卒業するまで、卒業後も多くの人に支えられながら、経験を積むことができました。

★現在の活動内容、将来のビジョン
現在、The Movement Talent Agencyに所属し、イベントやコマーシャルなど幅広く活動しています。印象深かったのは、コロナで亡くなったロビー・ブラウン氏(不動産ブローカーで慈善家)の追悼イベントが、オンブロ「ハミルトン」の劇場で行われた際にメモリアルダンサーとして採用されたことです。一緒に踊ったダンサーや振付師は有名な方ばかりで、とても良い影響を受けました。

その他、リンカーンセンター協力のもと、ワシントンDCで行ったパフォーマンスで、新舞台「English with an accent」を皆でゼロから制作。BROADWAY WORLDの記事に取り上げられ、今年12月にリンカーンセンターで再演が決定しています。また、自主公演「Hodaka」で振付けを担当しましたが、まずはダンサーとして多くの経験をし、後々「創る」ということに携わっていきたい、まだまだ修行中です。

★今後の予定
ニューヨークで築き上げてきたモノを一旦、脇に起き、現在はロサンゼルスで活動しています。もともとロサンゼルスのインダストリーにも興味があったので、新たな挑戦です。不安もありますが、今までやってきた自信と、支えてくれる家族や友達のおかげで、行動を起こすことができました。12月の「English with an accent」ではニューヨークに戻りますが、公演後はロサンゼルスを拠点にさらに研鑽を重ね、頑張りたいと思っています。

showta0822@gmail.com
instagram.com/shota_sekiguchi_

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