2021年12月17日号 Vol.412

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エンタメの世界で活躍を

軍司 兼成
Kensei Gunji
ダンサー

・出身:千葉県

Photo by Erin Baiano

★ダンスとの出会い
今、13歳ですが小さい頃から踊ることが好きでした。1番のきっかけは、3歳ぐらいの時に観たマイケル・ジャクソンのDVD。とにかく楽しくてハマってしまい、それからずっと踊るようになりました。5歳からヒップホップ・ダンスを、7歳からバレエを始め、現在もスクール・オブ・アメリカン・バレエに在学しています。バレエダンスは動きの美しさに魅力を感じますし、練習すればする程、ピルエットやジャンプなどの技を習得出来ることも面白いです。華やかなステージセットを見ることや、衣装を着ることも楽しいです。



★NYに渡った経緯
僕は3人兄弟で、両親が「子どもたちに異文化を経験させたい」と考えたことが来米の理由です。当初は英語もまったく喋れなくて大変でしたが、ニューヨークでの生活は本当に楽しく、今では来て良かったと思っています。

Photo by Erin Baiano

★ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)での大役
NYCBの「ジョージ・バランシンのナットクラッカー」(くるみ割り人形)には、2018年と2019年、パーティに集まる子ども役の一人として出演しました。今回は、オーディションを受けて王子役とくるみ割り人形役に抜擢されたのですが、僕は自信家なので「王子になる!」と思っていました。週5日、バレエの練習も頑張っていますし、運も強いと思います。ただ、実際に舞台に立って、改めて「大役をもらったんだ!」という実感が湧きました。大勢のお客さんの前で演技できる時間が最高に楽しいですし、日本人として大きな舞台に立てることを、とても誇りに思っています。1日2回公演の日もありますが、疲れることはありません。1日4回は出来ると思います(笑)! それに、目の前でNYCBの一流バレエダンサーさんの演技を観られることは、とても良い経験になっています。

★将来の夢
バレエダンスも続けていきたいですが、ミドルスクールでは演技や歌も練習しています。将来はバレエに限らず、エンターテイメントの世界で活躍していきたいです。

George Balanchine's The Nutcracker
■2022年1月2日(日)まで
■会場:David H. Koch Theater:20 Lincoln Center Plaza
■$45〜
www.nycballet.com
★軍司兼成さんは「レッドキャスト」に出演

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