★近年の「Black Lives Matter(BLM)」ムーブメントが演劇業界にもたらしたもの
2018年頃から「ダイバーシティ」を掲げ、インターンにもBIPOC(Black, Indigenous, People of Color=黒人、先住民、有色人種の略)を積極的に雇う動きが出ていました。さらに昨年の「BLM」ムーブメントの高揚以降、業界の本質を変えるためには、トップダウンで行動する必要があるという認識が生まれたのです。それを受け、マイノリティから新進気鋭のプロデューサーをショーに起用する「Seat at the Table」プログラムが誕生。現在、ブロードウェイで開催中の演劇「IS THIS A ROOM」のアソシエイト・プロデューサーとして、私が選任されたことも、そんな背景があってのことでした。