2021年7月9日号 Vol.401

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興味あることにドンドン挑戦!
KAORU
パフォーミングアーティスト

・出身:山口県

★踊ることに興味を持ったきっかけは?
20歳の頃、ベリーダンスについて書かれてある記事を読んで、猛烈に惹かれたのを覚えています。とってもミステリアスで魅惑的な踊りだと感じました。22歳でニューヨークに留学してからベリーダンスを始めたのが、初のダンス体験です。ベリーダンスからバーレスクやファイヤーダンス、神話や古事記、着付けを学び、「和のテイスト」を取り入れた独自のスタイルを模索しながら、パフォーマンスの幅を広げていきました。現在は、緊縛(きんばく)フェティッシュをテーマにしたストーリーテリングと、パフォーマンスを組み合わせた新しいスタイルの「リフレクションズ」に出演しています。

★「緊縛フェティッシュ」に興味を持ったのは?
6年ほど前からフェティッシュイベントにモデルやパフォーマーとして呼ばれるようになり、そこで生まれて初めて縛りのパフォーマンスを観ました。それが、現在一緒に作品作りやショーに出演しているマーカス( www.marcuslikesit.com ) です。当時は訳がわからず、そういう人たちが怖かったのですが(笑)、彼のパフォーマンスを観て、一目で魅了されました。丁度、2年前程前、ひょんなことで彼と撮影し(彼は写真家でもあるので)、作品作りをするようになり、緊縛の修行をしたことから、自然と「リフレクションズ」に一緒に出演する流れとなりました。パフォーマンスとして緊縛を行うのは今回が初めてで、緊縛以外のパフォーマンスも続行中です。



★緊縛を通してKAORUさんが表現したいことは何でしょう
人間として女性として、どこまで無防備であらわな部分を、舞台や作品を通して表現できるか…これまでのパフォーマンスと真逆のことを表現するジャンルなので、これまでの自分に対する一種の挑戦のような感覚があります。緊縛に関しては、マーカスがよく「縄の結び方がどう見えるかより、縄をどう感じてるかが大切だ」と言います。縄を通しての私たちの物語を、それぞれに受け止めて楽しめていただけたら、と思います。

KAORUとマーカスのオリジナル・パフォーマンス

★前衛的・刺激的なショーが行われる背景について
全体的にニューヨーカーは、アートに関して視野が広く、新しいもの、刺激的なものを好きな人が多いと考えています。アートへの関心が高く、オープンマインドな人も多い。長引いたパンデミックの中、ライブパフォーマンスやアートを恋しがってた人も多かったおかげで「リフレクションズ」もほぼ毎回ソールドアウトです!パンデミック中に、じっくり準備することができたことは良い側面でした。「リフレクションズ」は緊縛だけでなく、演技や踊りの要素も多いため、難しい反面、やりがいがあります。

★これまでで代表するパフォーマンスは?

イーロン・マスクのバースデーパーティーで芸者ショーガールに扮し、「お誕生日おめでとう」を本人に伝えたこと。他には、日本の神社で奉納舞をさせていただいたこと。芸能の神様である弁天様とアメノウズメ様に縁のある神社だったので一層嬉しかったですね。さらに、レディー・ガガの元プロデューサーのイベントで踊らせていただいたこと。女子高生がテーマのバーレスクを披露しました。

★どういうパフォーマーに成りたい? 
女性の美とエロスをアートで表現するアーティストであること。好奇心、感性と直感に素直な人間であること。人生あっという間なのでやりたい事や興味のあることはドンドン挑戦する!今年は歌も歌いたいです♡
■REFRECTIONS (リフレクションズ)
7月29日(木)※食事付き
詳細・予約 https://www.cocoondark.com

www.instagram.com/kaorunyc


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