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Yuko K.
★アーティストになろうと思ったきっかけは? 小さい頃から絵を描くのが好きで、3歳の時、アニメ・キャラクターを描いて賞を頂きました。一人っ子で遊び相手がいなかったこともあり、いつも一人で空想に耽って絵を描いていることが多かったです。テレビや広告など、ありとあらゆる目に入ってくるビジュアルイメージから、無意識のうちに影響を受けていたのだと思います。 ★影響を受けた人は? 大勢いるので難しいですが、あえて具体的に一人あげるのであれば横尾忠則さんでしょうか。横尾さんの本も色々読みました。最初に読んだ「未完への脱走」があまりにも面白くハマってしまい、学生時代は、初期の本を読み耽っていました。80年代、横尾さんが画家になられてからは、精神世界や宇宙にも興味の幅を広げられたようでしたが、その新しい活動領域もまた意味深いと思いました。変化を恐れず、何事も柔軟に受け入れようとする姿勢が、いつまでも画家として健在でいらっしゃる秘訣だと感じています。 ★目標とする人は? 横尾さん以外に好きなのはマン・レイです。目標とまではいきませんが、マン・レイのように、一つの方向からだけではなく色々な分野のクリエイションを通して、様々な文化的背景を持つ人たちが国を越えて交流し、その中でまた新しいムーブメントを生んでいく。そんなコラボレーションを、いつどの都市にいても再現できれば最も面白いのではないかと感じています。 ★NYを活動の拠点に選んだ理由は? 思春期に、ニューヨークのカウンター・カルチャーのインデイペンデント映画や音楽などからインスピレーションを受けたことと、現代美術のポップアートにとても大きな影響を受けました。自分が好きだった文化的なものが、どういった背景から生まれてきたのかを、実際に見て体験したいと思いました。また、NYが人種の混じり合う国際都市であったという部分も大きな魅力です。今もなお、NYの街そのものが持つ強いエネルギーにとてもインスパイアされ続けています。 ★どういうアーティストになりたい? 私にとって国や言語を超えた「国際交流」は、とても興味深いテーマの一つで、アートそのものが、言語や国境を超えたコミュニケーションだと考えています。過去に、日本人と異なる人種のカップルを主軸にした自作のビデオとフォトインスタレーションの作品を制作したのですが、伝えたかったのは、国や言語を越えて理解し合うことの難しさと、その素晴らしさ。その両方を体験しながら、個人レベルでも自分自身を深く掘り下げていくことは、世界と繋がるという意味においても、一つの重要なテーマになり得ると思います。今後も絵画、版画、イラスト、写真、ビデオ、インスタレーション、ミックスメデイアなど、一つのスタイルにこだわらずに制作し続けていけたらと思っています。 ★今後の予定は? 今年中に、ニューヨーク・パブリックライブラリーでオンライン・エキシビジョンを予定しています。また、MoMA PS1で毎年行われていたNYARTBOOK FAIRに、オンライン参加するかもしれません。 Russiantea@gmail.com www.peintureyuko.com instagram.com/peintureyuko Tweet HOME |