2020年12月18日号 Vol.388

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愛や幸せをシェアしたい
立岡 香凜
ダンサー

KARIN TATSUOKA
出身:滋賀県湖南市



★ダンサーになろうと思ったキッカケは?
高校生の時、弓道部の先輩が文化祭で踊っている姿を見て初めて「ダンスってかっこいい!私も習いたい!」と思いました。でも、田んぼと山と川と湖しかないような田舎で育ったので、「ダンスを観る!する!」といった環境がない…。高校卒業後、実家から聖母女学院(京都)に通っていた時、大阪のダンススタジオ「エイベックス・アーティストアカデミー」が主催するダンスキャンプに参加。初めて、ヒップホップとストリートジャズファンクのクラスを受けました。その時の先生、Yappi (ヤッピ)さんが、「私は18歳の時にダンスを始め、今はダンス歴10年。他のダンサーに比べればダンス歴は短いけど、今から始めても遅くないよ!」とアドバイスを頂いたことが大きな転機でした。「Yappi先生に習いたい!」と、「エイベックス・ダンスアカデミー」に週2ペースで通いました。

★影響を受けた人物は?
ニューヨークに住んでいた頃(現在カリフォルニア在住)に出会った4人の先生(ジョンテ・モーニング、ダニエル・ポランコ、ソラヤ・ランディー、レオミ・マルドナド)が素晴らしかった。踊り方や表現力は異なりますが、それぞれの良さやオリジナリティ、オーラ、自信、パワーなどに影響を受けました。確立されたスタイルがありながらも多才で多芸。様々なダンス・スタイルが踊れるという「バーサティリティ」に刺激を受けました。異なるダンス・スタイルから文化や歴史への愛を感じますし、努力の積み重ねが伝わってくる。とても尊敬しています。ダンサー以外では、アンディ・ウォーホルやジャン=ポール・グードにも影響を受けました。彼らの発想力や個々の価値をプロモーションする行為が素晴らしい。私の人生最大の目標は、世界中を旅し、様々な国の文化や歴史、ダンス、音楽、アートに触れ、現地の人たちから学んだことを形にしてシェアし伝えていくことです。個性を祝福しながらアートを通して表現する。アートそのものが人生なんだなと感じています。

★目標とする人物は?
女性として、人間として、ダンサーとして、パフォーマーとして、ダンスの先生として、すべての面で憧れているのはアイーシャ・フランシス。彼女から「ダンサーとパフォーマーの違い」を学びました。私はまだ「自分をさらけ出す!」という殻を破れていない。単純に「踊る」のではなく、もっと「パフォーマー」としての表現力をつけることが目標です。

★これまでに印象に残っているご自身のパフォーマンスは?
マイナス9℃くらいの中、タイムズスクエアのニューイヤーズ・イブのカウントダウンでパフォーマンスをした時。夢の舞台だったので凄く嬉しかったのですが、3曲12分間で、真ん中の1曲だけ「静止」。ヒートテックをボディスーツの下に着て、ダンサーたちと「寒いと言わない!」と、「Hot Hot Hot Hot」を連呼。必死に寒さと戦ったパフォーマンスでした(笑)。

★最初にNYを活動の拠点に選んだ理由は?
日本人ダンサーの有働真帆さんから、「アメリカで本物のダンサーになりたいんやったら、NY行きな!」とアドバイスを頂きました。NYで出会ったダンスの先生達がいなければ、今の自分はありません。真帆さんをはじめ、NYでの経験、学んだこと、出会った人々が私の中では大きな存在です。

★どんなパフォーマーになりたい?
ダンサーとして、ジャネット・ジャクソンの世界ツアーに同行したい。アートに関わりながら人生を過ごしたいので、写真やビデオ、メイク、美容、健康なども勉強しながら、しっかりと自分らしさを表現できるアーティスト、ボーダー関係なく世界中の人々に貢献できるようなアーティストになりたいです。そのために今は勉強してトレーニングや経験をもっと積みたい。自分の活動を通して愛や幸せもシェアできるアーティストになれたら嬉しいですね。

★今後の出演予定・etc...
2021年1月末に砂漠で撮影したミュージックビデオがリリースされる予定です。コロナ禍の影響でオーディションなどもオンライン。1日でも早く、エンターテインメント業界が復活できることを祈っています。

cappi.karint@gmail.com
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