2020年12月18日号 Vol.388

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ブロードウェイ目指し
小野 功司
俳優/プロデューサー

KOJI ONO
出身:神奈川県藤沢市



★舞台に興味を持ったキッカケは?
中学1年の時、地元の市民会館へ父親と一緒に観に行った「アンネの日記」がキッカケです。その後、中学と高校時代、学校で行われた演劇鑑賞会で、舞台の魅力にどっぷりとハマりました。20歳の時、初めてニューヨークでブロードウェイ・ミュージカルを観劇し、衝撃を受けました。当時、STOMPに日本人(宮本やこさん)が出演しているという事実に驚き、「ミュージカル俳優になろう!」と決意。ニューヨークに移住後、実際に宮本さんにお会いしてお話ができた時は、もう感無量でした。

★影響を受けた人物は?
俳優では山崎努さん。著書「俳優のノート」を何度も読み、「俳優という生き方の見本」にさせて頂きました。他にも、運良く映画撮影でご一緒した真田広之さんには、海外で活動する覚悟などについて、いろいろと良い刺激を頂きました。また、海外で活躍するスポーツ選手の著書にも影響を受けています。多くの試練をどのように捉え、克服してきたか。本田圭佑さん、長谷部誠さん、岡崎慎司さん、イチローさんなどの著書から、多くのことを学びました。

★目標とする人物は?
具体的に僕が目指す俳優は、ブロードウェイ「王様と私」で主演した渡辺謙さん。僕もいつかはブロードウェイの舞台に立ちたいと思っていますし、そのためにニューヨークに移住しました。

★これまでに印象に残っているご自身のパフォーマンスは?
東京ディズニーランドのダンサーとしてキャリアをスタートさせた後、劇団四季で俳優として活動していた頃、「ライオンキング」「ウエストサイドストーリー」「アイーダ」「エビータ」など、たくさんの舞台を踏ませて頂きました。どの作品も自分自身にとっては大切な財産です。中でも「コーラスライン」に出演した際のこと。僕が演じた「ダン」の人生を取り上げた資料や、舞台装置などもほぼ無い状態で、ステージ上にはたった1本の線が引かれているだけ。「生身の俳優」として勝負しなければならなかったことが、今でも印象に残っています。また、ニューヨークに渡ってからの初舞台となった「TOKIJIRO(トキジロウ)」では、アメリカ人俳優たちとの共演という意味でとても刺激的な舞台でした。

★NYを活動の拠点に選んだ理由は?
なんと言ってもニューヨークはエンタメの中心地ですし、僕がミュージカルに挑戦するきっかけとなった街。「いつか挑戦したい!」と、ずっと思っていました。ブロードウェイの舞台に出演し、将来的にはミュージカル制作にも携わりたい。世界に通用する日本のミュージカルを制作し、世界中の人々、特に子ども達に、日本発のミュージカル作品を観て欲しいと思っています。

★どんな俳優になりたい?
世界で活躍できる俳優、まずはブロードウェイの舞台に立ちたい。自分が世界に挑戦することで、日本の若い人たちがもっともっと世界に挑戦しやすい環境をつくることができれば、と思っています。

★今後の出演予定・etc...
2021年公開で、水俣病をテーマにしたジョニー・デップ主演映画「MINAMATA(ミナマタ)」に出演。また、ミュージカル「Poupelle The Musical(えんとつ町のプペル)」(原作絵本:西野亮廣)のプロデューサーとして制作に携わっています。コロナ禍で計画変更を余儀なくされていますが、必ずニューヨーク上演を実現させます!
PoupelleTheMusical

konorton0427@gmail.com
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www.instagram.com/koji_ono1981




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