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ホイットニー美術館を無料で楽しむ3つのプログラム

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2025年3月14日号掲載|5

ホイットニーを無料で楽しむ
3つのプログラム
「毎日・25歳以下」「毎週・金曜夜」「毎月・第2日曜」

NY市内の美術館や博物館が実施している入館無料(または希望金額での入館)プログラム。だが、一口に「無料」といっても、基本的にはニューヨーク在住者が対象(せいぜいニューヨーク近郊の在住者)で、観光客は利用できない場合が多い。

入館無料

そんな中、ホイットニー美術館では、観光客を含むすべての訪問者を対象に、3つの入館無料プログラム、「フリー25アンド・アンダー」(25歳以下・毎日終日)「フリー・フライデー・ナイト」(毎週金曜・午後5時から10時まで)「フリー・セカンド・サンデー」(毎月第2日曜・終日)を実施中だ。入館料大人30ドルが無料になるとあって、大勢のアートファンで賑わう。

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入館人数に制限があるため、それぞれ事前にインターネットからの予約が必要(上記QRコードまたは下記ウェブサイト参照)。

「フリー25アンド・アンダー」では、いつでも入館できる「エニータイム・パス(Anytime Pass)」もオーダー可能だ。いずれも入館時に年齢が確認できるIDの提示が求められるので、忘れずに持参すること。

ホイットニー美術館
Free Friday Nights at the Whitney Museum of American Art. Photograph by Filip Wolak

ホイットニー美術館の特徴:
アメリカ現代美術に特化、現代美術の革新的な動きを反映

メトロポリタン美術館や近代美術館(MoMA)ほど、お世辞にも「大規模」とは言えないホイットニー美術館だが、「アメリカ現代美術」に特化したコレクションを誇る。エドワード・ホッパーやジョージア・オキーフ、ジャクソン・ポロック、アンドリュー・ワイエスなど、アメリカを代表する芸術家の作品が豊富。また、アメリカの多様な文化や社会問題、現代的なテーマ、実験的なアプローチを重視した作品などに焦点を当てている。

2年毎に開催される「ホイットニー・ビエンナーレ」は、アメリカ美術界の最新トレンドを紹介する重要な展覧会で、国際的な注目度も高い。さらに、新進気鋭のアーティストを発掘・支援することに尽力し、実験的で前衛的な作品を積極的に紹介している。

★入館無料デー(要予約)
■25歳以下:終日
 https://whitney.org/visit/25-and-under
■毎週金曜:5pm〜10pm
 https://whitney.org/visit/free-friday-nights
■毎月第2日曜日:終日
 https://whitney.org/visit/second-sundays

■会場:Whitney Museum of American Art
 99 Gansevoort St.
■大人$30、学生/65歳以上$24、19〜25歳(要ID)無料、19歳未満無料
https://whitney.org

Free Friday Nights

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