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味わうより“遊ぶ”が正解?
ファン心をくすぐるコラボ企画の魅力
2025年8月4日投稿
普段はマクドナルドもバーガーキングもウェンディーズも素通り。フライドポテトなら、まだポパイのほうがマシ、というスタンスだ。だが今回、「ウェンズデー仕様」の商品が出るとなれば話は別。Netflix「ウェンズデー」のシーズン2公開と同時に仕掛けてくるあたり、「コラボでひと稼ぎ」の魂胆が見え見え。もちろん、そんなことは分かっている。
が、何を隠そうホラー好き。しかも、アダムス家の長女がプロデュースしたというなら試さないわけにはいかない。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿保なら踊らにゃソンソン!」の精神で、踊らされてみることにした。


8月4日発売初日の夕方、近くのウェンディーズへ。期間限定商品「不運な食事(ミール・オブ・ミスフォーチュン、Meal of Misfortune)」(以下ミスフォーチュン)は、10個のチキンナゲット「10ピースで安らかに(Rest in 10-Piece)」、フライドポテト「呪いのクリスピー(Cursed & Crispy)」、特製のディップソース「恐怖のディップ(Dips of Dread)」から2種類、ワタリガラスの血をイメージした新作フロスティ「レイヴンズ・ブラッド(Raven’s Blood)」がセットになって$9.99(約¥1,475!)+税。チキンナゲットは「プレーン」か「スパイシー」のいずれかを選択、フロスティもバニラとチョコレートから選べる。とりあえず、スパイシーナゲットを選択、フロスティのチョコレートを追加した(スモールサイズで$2.99、約¥441)=写真①=。
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ここでひとつトラブルが。担当してくれたお兄さんが「不慣れ」だったせいだとは思うが(オーダーした際、パネル入力の方法を同僚から教えてもらっていた)、ミスフォーチュン・セットのフロスティには、特製の「憂鬱のスプーン(Spoon of Gloom)」=写真②=が付くハズなのに、渡されたのはフツーの黒いスプーン。
普段は食べないウェンディーズに、わざわざ足を運んだのは、今回の特別セット全てを堪能するため・・・・大人気ないとは思ったが、お兄さんに「新しい特製スプーンはない?」とダメ元で聞いてみたところ、「OH!」という様子で奥から持ってきてくれた。この特製スプーン、取り扱っていない店舗もあるが、とりあえず聞いてみよう。


さて、子どもたちが大騒ぎする店内に陣取り、イザ味見。本来はミスフォーチュン・セット1つに対して「恐怖のディップソース」が2種類付いてくるのだが、不慣れなお兄さんのお陰で4つも!「これは全4種制覇か!お兄さん、ありがとう!」と喜んだのも束の間、開けてみれば、同じものが2つずつ……そういえば「全部の味を試したい人は、何度もチャレンジを!」と案内されていたのを思い出した。世の中、そんなに甘くない。
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味は、チキンナゲットもフライドポテトも予想通り、まあこんなモノだろう。4種のディップソースもネーミングはユニークだが、もらったソースがどれなのか、パッケージを見てもよくわからない。赤いソースはピリ辛だったので、おそらくこれが「ヒリヒリする(This Will Sting)」だろうと予想。紫のソースは全く不明。
少しガッカリしたのは、フロスティ「レイヴンズ・ブラッド」が、こんもりと盛り上がった宣伝の写真とは大きく異なっていたことだ。ま、メニューの写真が本物よりも美味しそうなのは「アメリカあるある」のひとつ。気にしないほうが、ココでは幸せに生きられる。


味の満足度はさておき、世界観のつくり込みには拍手を送りたい。ファンなら思わずニヤリとするようなネーミング、設定、小道具の数々──それこそが、この企画の真の魅力。まさに「味わう」よりも「遊ぶ」セットだ。
こういう細部の演出で楽しませようとする発想は、やはりエンタメの本場、アメリカならでは。ならばこちらも、まんまと乗せられてみるのが正解。(ミケ)
追記:翌日のこと。よみタイム・スタッフが、トイレを借りようとバーガーキングに立ち寄った際、「ミスフォーチュン・セット」の紙袋を手にした女性に遭遇。思わず、「それ、昨日食べたよ!」と声をかけると「これは持って帰るの」とニッコリ。ウェンディーズの商品をバーガーキング店内で堂々と持ち歩く光景は、まさに企画力の勝利。ウェンズデーの「不幸のおすそわけ」に乗せられたのは、自分だけではないようだ。
WENDY’S
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