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日本クラブ企画展「和紙の芸術表現:伝統から未来へ」

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2025年1月31日号掲載

日本クラブ企画展
「和紙の芸術表現:伝統から未来へ」

日本クラブ企画展「和紙の芸術表現:伝統から未来へ」が、1月30日(木)から2月21日(金)まで、同クラブ内日本ギャラリーで開催される。1400年以上の歴史を持つ和紙の芸術表現を、出展作家らの作品を通して、伝統から現代・未来へと繋がる視点で紹介する。監修は、出展作家の一人・柴崎幸次教授(愛知県立芸術大学)、キュレーターは林祥子氏。

和紙の芸術表現
照明作品「Irises Ⅲ」 (柴崎幸次)ランプを用いた、幻想的な光を放つ作品

和紙は奈良時代に技術が確立された。その繊細な奥深い美しさは日本国内のみならず、19世紀のジャポニズムを通して西洋芸術にも大きな影響を与えた。モネやゴッホといった印象派の画家らは、浮世絵や千代紙、型紙からインスピレーションを受け、新たな表現を生み出している。

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この展示の見どころの一つは、柴崎教授による和紙の照明インスタレーション。「侘び寂び」という日本独特の美意識を追求する。そのほか、19世紀のジャポニズムを通して、アール・ヌーヴォーやアート&クラフト運動に影響を与えた千代紙や型紙について、その歴史的背景を振り返りながら、和紙が世界に与えたインパクトを再認識する。

展示初日にはオープニングレセプションが開かれ、柴崎教授と鈴木美賀子氏(画家・美術博士)を招き、和紙の魅力や可能性について話を聞く。講演後は、日本酒とオードブルで歓談する。要予約(詳細は別記)。

■1月30日(木)〜2月21日(金)
■会場:日本ギャラリー(日本クラブ7階) 145 W. 57th St. 7th Fl

★オープニングレセプション
■1月30日(木)6:00〜7:30pm
■会場:日本クラブ2階ローズルーム
■要予約:gallery@nipponclub.org(本多)

和紙の芸術表現

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