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ゴッホの名画が織りなす色彩豊かな庭「ファン・ゴッホの花たち」@NYBG

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2025年5月9日号掲載|2

昼は「ひまわり」、夜は「星月夜」
ゴッホの名画が織りなす色彩豊かな庭
「ファン・ゴッホの花たち」@NYBG

ポスト印象派の画家、ヴィンセント・ファン・ゴッホのアートと自然を融合させた特別展「ファン・ゴッホの花たち(Van Gogh’s Flowers)」が5月24日(土)から10月26日(日)まで、ブロンクスの「ニューヨーク植物園(NYBG)」で開催される。

ファン・ゴッホの花たち
Image courtesy : VAN GOGH’S FLOWERS at NYBG

昼は、ゴッホの代表作「ひまわり」に着想を得たアート展示や生きた花々を、夜はドローンショーで表現した幻想的な「星月夜」を鑑賞。絵画が現実世界に息づく様子が体験できる。

昼の部(午前10時から午後6時まで)と、夜の部(午後7時から午後10時まで)の入場チケットはそれぞれ別となる。

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「ひまわり」の大型インスタレーション

園内各所には、アートの力で都市の中に自然を再生しようとするパブリックアート・プロジェクト「グラフィック・リワイルディング(Graphic Rewilding)」の創設者、キャサリン・ボロウスキーとリー・ベイカーの作品や、彫刻家エイミー・ジェイコブセンの立体、シリル・ランスランによる巨大なひまわりの彫刻などが登場する。

メインとなる、コンサバトリー(温室)前の芝生エリアでは、ランスランのひまわり彫刻群と、本物のひまわりが並んで咲き誇る。さらに、アイリス、オレアンダー(夾竹桃)、バラ、インペリアル・フリチラリア(皇帝冠)など、ゴッホの絵画に登場する植物が植えられ、絵画の中に入り込んだような感覚を演出する。

ドローンが舞う「星月夜」

夜の庭園を楽しむ「スターリー・ナイト(Starry Nights)」は、5月23日(金)から9月13日(土)まで、特定の金曜と土曜限定で開催される。夕暮れから始まるナイトプログラムで、園内に広がるゴッホの「夜の空気感」が、光と音に包まれ立体的に表現される。

ファン・ゴッホの花たち
メルツ図書館前の芝生エリア上空で行われるドローンショー(イメージ画) Image courtesy: Starry Nights at New York Botanical Garden

午後9時半からは、ゴッホの「星月夜」をテーマにしたドローンショー=写真=を展開(天候により時間変更・中止もあり)。場所は、メルツ図書館(LuEsther T. Mertz Library Building)前の芝生エリア上空。数百機のドローンが空を舞いながら、色彩と陣形で「星月夜」を描き出す様子は、まさに「生きたアート」だ。

その他、ビストロ音楽の生演奏、パフォーマンス、カクテルや軽食(有料)などが楽しめる。

アートと芸術が交錯、来場者を色彩豊かなゴッホの世界へと誘う展示。

Van Gogh’s Flowers
■5月24日(土)〜10月26日(日)10am〜6pm
※メンバー限定プレビュー:5月23日(金)
■会場:New York Botanical Garden
 2900 Southern Boulevard, Bronx
■大人$39、シニア/学生$35、2-12歳$17
※2歳以下:入場無料
★NYC居住者向け特別割引(要ID)
※Conservatory入場、特別展、ツアー参加は有料
●グラウンドアクセスパス
 大人$15、シニア/学生$7、2-12歳$4
●毎週水曜日:NYC居住者は終日入場無料
https://www.nybg.org/event/van-goghs-flowers

Starry Nights
■5月23日(金)〜9月13日(土)7pm〜10pm
※特定の金曜・土曜のみ実施
■ドローンショー:9:30pm(天候により変更・中止の場合あり)
■一般$49、メンバー$39、2歳以下無料

ファン・ゴッホの花たち

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