Advertisement
25人の肖像を1シートに
多様な立場の人物紹介
2026年5月1日号掲載|5
米国郵政公社(USPS)は4月10日、アメリカ建国250周年を記念したフォーエバー切手「アメリカ独立戦争の肖像(Figures of the American Revolution)」を発行した。アメリカの独立確立に貢献した25人の肖像を描いたもので、12人のアーティストが制作。油彩やデジタルなど多様な技法が用いられている。
1シートは5列×5段の計25枚で構成され、各肖像の下には氏名と簡単な説明が記されている。背景には星条旗と独立宣言書のイメージが重ねられ、歴史的文脈を示すデザインとなっている。

独立戦争前、北米の13植民地ではイギリスの支配や課税への反発が拡大し、社会の幅広い層が抵抗運動に参加。フランスやスペインの支援も受けながら、戦争は約10年に及び、米国の成立と国際政治に影響を与えた。
今回の切手には、独立戦争を率いたジョージ・ワシントン、独立宣言の主要起草者トーマス・ジェファーソン、フランスとの外交交渉を担ったベンジャミン・フランクリン、初期の国家財政を支えたアレクサンダー・ハミルトンなど有名な建国の父らが名を連ねる。これらに加え、奴隷の身分で諜報活動を行ったジェームズ・アーミステッド、女性でありながら男性として従軍したデボラ・サンプソン、奴隷制度に異議を唱え裁判で自由を勝ち取ったエリザベス・フリーマン、ネイティブ・アメリカンの指導者コーンプランター、スペイン軍の将軍として植民地側を支援したベルナルド・デ・ガルベスなど、多様な立場の人物が紹介されている。
Advertisement
USPSのマーケティング責任者、スティーブ・モンテイス氏は「250周年は一生に一度の節目。多くの人々の勇気によって築かれた自由を称える機会だ」とコメント。国立郵便博物館の郵趣部門チーフキュレーター、ダニエル・ピアッツァ氏は「さまざまな立場の人々が関わったという独立戦争の実像を伝える狙いがある」と、その意義を強調した。
USPSは昨年7月から、郵政サービス開始と独立250周年を祝う1年間の記念事業を展開中で、この切手もその一環。現在、スミソニアン国立郵便博物館で展示され、5月下旬にはボストンで開催されるワールド・スタンプ・ショーでも関連イベントが予定されている。
Figures of the American Revolution
https://www.stampsforever.com/american-revolution