きっかけはポルトガルの暑さ対策
世界各地で展開
「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」
世界各地で展開されている「アンブレラ・スカイ・プロジェクト(Umbrella Sky Project)」=表紙写真=が、ニューヨーク市に上陸。多くのカラフルな傘が中空に舞うアート・インスタレーションで、ブルックリンで9月30日(月)まで行われている。

ニューヨーク市を含むトライステート地域では初となる公式の「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」は、2021年、ポルトガル中部の小さな町・アゲダで誕生。毎年7月上旬から9月下旬に開催されていた芸術祭「アゲダグエダ」の一環で、「灰色の空間に色彩をもたらし、人々を笑顔にする」をコンセプトに、アートとしてだけでなく、強すぎる夏の陽射しから人々を守ろうと企画。
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「メリー・ポピンズ」にヒントを得たという同プロジェクトは、今ではアゲダの夏の風物詩として定着。「私たちをファンタジーの世界へ連れていくと同時に、公共の空間に色彩と保護(日陰)をもたらすもの」と説明されている。

今回の「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」は、ブルックリンのフラットブッシュに位置する「ヒレル・プラザ」で展開。すでに描かれていたカラフルな路上ミューラル「レインドロップス@ジャンクション(Raindrops @ Junction)」の頭上に設置されたもので、無限の可能性とコミュニティの多様性を反映。
吊り下げられた多数の傘が歩道に日陰を生み出し、歩行者を暑さから保護する役目を果たしている。
Umbrella Sky Project
- 9月30日(月)まで
- 会場:Hillel Plaza
Flatbush Ave. & Kenilworth Place, Brooklyn - https://www.exploreflatbush.com
- https://www.impactplan.pt/en/umbrella-sky-project