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就任宣誓式、ストリーミング配信
アメリカ国内の主要放送ネットワーク(ABC、BBC、CBS、CNN、CSPAN、FOX NEWS、MSNBC、NBC、PBSなど)は就任式をライブ放映。
就任宣誓式を挟み、4日間の特別行事が開催
ドナルド・J・トランプ次期大統領およびJ・D・ヴァンス次期副大統領の就任宣誓式が1月20日(月)、ワシントンD.C.で行われる。次期大統領の政権移行チーム「トランプ・ヴァンス就任委員会(Trump Vance Inaugural Committee)」は1月13日(月)、4日間に渡る特別イベントの内容を発表した。
1月18日(土)トランプ所有のゴルフ場で歓迎会と花火
1月18日(土)、ワシントンD.C.の北西、バージニア州ポトマックフォールズに位置するトランプ・オーガニゼーションが所有するプライベート・ゴルフ場「トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ(Trump National Golf Club)」で歓迎会が行われ、花火が打ち上げられる。
その後、会場をワシントンD.C.の国立美術館「ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(National Gallery of Art)」へ移し、閣僚レセプションとヴァンス氏が主催する晩餐会が開催される。

今回の花火はキャピトル・ヒル(Capitol Hill)から20マイル(約32キロ)以上離れているため、多くの人々は花火を鑑賞することができないそうだ。
1月19日(日)アーリントン墓地で献花後、勝利集会「アメリカを再び偉大に」
19日(日)朝、トランプ氏はアーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)を訪問。無名戦士の墓に献花を行う。
午後3時からは、ワシントンD.C.の「キャピタル・ワン・アリーナ(Capital One Arena)」で、大規模な勝利集会「アメリカを再び偉大に(Make America Great Again Victory Rally)」を開催。当日は、デトロイト出身のロックミュージシャンのキッド・ロック、ヒット曲「Y.M.C.A.」で知られるヴィレッジ・ピープル、カントリー歌手のビリー・レイ・サイラス、同じくカントリー歌手のリー・グリーンウッドらがパフォーマンスを披露。およそ2万人の支持者が参加するとみられている。

勝利集会への参加は無料、応募は専用ウェブサイトから。携帯電話番号1件につき2枚のチケットが登録できる。先着順。
同日夜、「国立建築博物館(National Building Museum)」で晩餐会を開催。トランプ氏の演説が予定されている。
勝利集会「アメリカを再び偉大に」ストリーミング配信
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1月20日(月)議会議事堂で就任宣誓式は正午から、寒波により屋内で
就任式当日の朝、ホワイト・ハウスに近い「セント・ジョンズ教会(St. John’s Episcopal Church)」で礼拝を行った後、ホワイト・ハウスへ移動。慣例に従いバイデン大統領とのお茶会が行われる。
連邦議会議事堂へ移動し午後11時半から就任式が開始、正午から就任宣誓式が執り行われる。正式にドナルド・J・トランプ大統領(第47代)およびJ・D・ヴァンス副大統領(第50代)が誕生し、トランプ大統領による就任演説(午後12時20分頃から)が行われる。
式典中、グラミー賞受賞歴を持つカントリー歌手のキャリー・アンダーウッドが出演、「アメリカ・ザ・ビューティフル(美しきアメリカ)」を披露する予定。

一般でも就任宣誓式の見学は可能だが、無料チケットは上・下院議員事務所を通じて申請する必要がある。今回はすでに22万枚以上のチケットが議員および有権者に配布された。
寒波によりスポーツアリーナでパブリック・ビューイング開催、祝賀パレードは中止
当日、日中の気温がマイナス5度を下回る激しい寒波が予想されるため、就任式は連邦議会議事堂内の円形ホールで開催すると発表(1月17日)。同時に、ペンシルベニア通りを連邦議会議事堂からホワイト・ハウスまで行進する祝賀パレードも中止される。気象予報士によれば、前日19日は降雪の可能性があり、20日は晴れるものの強風が予想されている。
就任式参加を予定していた支持者に配慮し、議事堂に近いスポーツアリーナ「キャピタル・ワン・アリーナ(Capital One Arena)」でパブリック・ビューイングが行われる。宣誓後、トランプ大統領がアリーナを訪問する予定だ。
1985年、当時のレーガン大統領就任式の際にも激しい寒さが遅い、議事堂内で開催。パレードも中止された。

余談:故カーター大統領を偲んで連邦政府の半旗掲揚が続く中、トランプ氏が「就任式での半旗は誰も見たくない」と遺憾の意を表明。マイク・ジョンソン下院議長は「20日式典中は半旗を取りやめ、通常通り掲揚する」と発表した。
キャピタル・ワン・アリーナでのパブリックビューイング、ライブ配信
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1月21日(火)国家のための祈祷会
ワシントン大聖堂(Washington National Cathedral)で21日、特別礼拝「Service of Prayer for the Nation」が執り行われる。マリアン・エドガー・ブッディ大司教が説教する他、大聖堂聖歌隊、大聖堂コンテポラリー・アンサンブル、特別ゲストミュージシャンなどが音楽を披露する。
トランプ大統領とヴァンス副大統領に加え、多くの要人やゲストが出席するため、一般参加は認められていない。