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[vol.16] タウン・オブ・ワールキル・ゴルフ・コース(NY)

Town of Wallkill Golf Course (NY)
タウン・オブ・ワールキル・ゴルフ・コース


起伏に富むチャレンジングなコース
池、ドッグレッグも多数

当クラブはオレンジ・カウンティーの北西部、NYスルーウェイからルート17号へ乗り継ぎマンハッタンより1時間余り。17号沿いにあり、エグジットを降りて数分の距離に位置している。著名な造園家スティーブ・エスポジトが設計した当コースは1991年にオープン。当時、ゴルフダイジェスト誌では4スターを獲得した。以来、NYステートやメトロ・エリアのアマチュア・トーナメントが開催されるなど、カウンティー外からもリピーターが多い人気のコースだ。

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大きな池の周りに4ホールがレイアウトされている(Photo by KC of Yomitime)

全長は6470ヤード。アップダウンに富んでいるのが特徴で、森林を切り開きデザインされ、それぞれのホールが隣接しない”ニュー・イングランド・スタイル”と呼ばれるコース。したがって各ホールとも厚い林に囲まれている。その影響かフェアウエイはタイトな印象。左右ドッグレッグのホールも多数。グリーンは全体的にミディアム・サイズ。ホールによってはかなり小さく細長いものもあり、アプローチがスコアメイクのカギとなる。もう一つの特徴がウォーターハザードで11ホールにも及んでいる。

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オープニングの2ホールは大きな池を左に見ながらのプレー。その後は尾根を曲がりくねって進んで行く。5番はロングは左に緩やかに弧を描き3打目地点から再び左に大きくドックレッグしている難しいホール。

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13番のアプローチは池越え(Photo by KC of Yomitime)

後半では13番が最難関。距離は最長でも368ヤードしかないが、意外にもスコアーを落とすプレーヤーが多いという。その理由は左にドッグレッグしているフェアウエイ。かなり狭い上に両サイドともにレッド・ステークが立っている。アプローチは池越えとなるので、気の抜けないショットの連続。まさにピンポイントの正確性が必要とされるホールだ。そして上がりの2ホールは大きな池の脇にレイアウトされており緊張のティーショットが続く。

最終18番は緩やかに右にドッグレッグする距離のあるミドル。右サイドには樹木が張り出し、フェアウエイも右から左に傾斜ている。左サイドから狙っていきたいところだが、ウォーターハザードが要注意。ここもローハンディキャップのホール。やはりアマの大きな大会が開催されるだけあって、全ホールを通してチャレンジングなコースと言えるだろう。

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最終18番は右ドッグレッグ(Photo by KC of Yomitime)

当クラブの経営はタウンのよるものだが、クラブハウスやその他の施設も充実し高級カントリー・クラブのようだ。リーズナブルなグリーン・フィーやコースの整備も申し分なし。スコアーカードにはヤーデージ・ブックが付いているなど、サービスの面でもきっと満足して頂けるだろう。(ケーシー谷口)

Town of Wallkill Golf Course
■住所:40 Sands Roadm, Middletown, NY 10941
■Tel 845-361-1022
https://www.townofwallkillgolfclub.com
■パブリック、コンペ可
■オープン期間 3月末~11月末
■グリ-ン・フィー:週日$57、金$61、週末$74、(カート込み)
■設備:レストラン、バー、プロショップ、ドライビングレンジ
■交通
●ニューヨーク・スルーウェイ(I-87)を北へ。Exit16で降りNY17号線を西へ向かう。Exit119(パイン・ブッシュ)で降りRt302を南(左折)。Rt17Mを西(右折)に向かいサンズ・ロードを再び右折。NY17の高架を過ぎ、しばらく進むとコースは右側。

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