トキタ種苗、昼食会開催
育種について報告
おいしい野菜や美しい花の新品種を創る育種(いくしゅ)会社「トキタ種苗(時田巌代表取締役社長、本社埼玉県、米国本社カリフォルニア)」は10月14日(月)、飲食業界および関連業者らを多数招待。チェルシーのヴィーガンレストラン「abcV」で昼食会を開催した。

同社は育種プロジェクトを2018年に創設。現地の気候・土壌に合った種を創り、味がよく見た目も美しい日本の野菜を国内だけでなく、世界に伝えることを使命とする。現在は、アメリカの他に中国、インド、イタリア、チリに現地法人の会社を設立、その普及・供給に務めている。
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トキタによる野菜を使用した昼食会のメニューは、シェフ・ニールとチームabcVが趣向を凝らし、「冷製アペタイザー」、「ホット・ディッシュ」、「デザート」に分けて供された。梅干し、ゆず、味噌、など和の食材をアクセントにしたアイデアが光った。

昼食会のオープニングで会社の歴史、育種哲学について話した時田巌代表取締役社長=写真=は、「現地ではあまり好まれない野菜も多いですが、本当は美味しいんだということを知ってもらいたい。それぞれの土地で『水』や『土』が違いますので簡単に結果が現れませんが、おいしい野菜を根気よく創っていきたい」と抱負を述べた。