よみタイム|2025年3月14日号・Vol.489デジタル版 & バックナンバーはこちら

ニューヨーク混声合唱団、NBA・Gリーグで国歌演奏

Advertisement

2025年2月28日号掲載|0

ニューヨーク混声合唱団
NBA・Gリーグで国歌演奏

ニューヨーク混声合唱団(The New York Mixed Chorus、以下NYMC)は2月20日、NBAの公式下部リーグ「NBA Gリーグ」の「ウェストチェスター・ニックス(以下ニックス)」対「デラウェア・ブルーコーツ(以下ブルーコーツ)」戦で、アメリカ国歌を演奏。大勢の観客の前で、力強く、見事なハーモニーを披露した。

NYMCでは昨年11月、ニックスに試合前の国歌を演奏する機会を打診したところ、今年1月に承認。今回のブルーコーツ戦での演奏が決定した。

演奏当日は、寒波の影響で冷え込みが厳しく雪もちらつく中での開催だったが、ニックスのホームゲームで残り5試合ということもあり、大勢の観客が来場。本番3時間半前に会場へ集合したNYMCメンバーは、マイク調整や仮設スタンドなど、ニックスのスタッフからサポートを受け、リハーサルを行った。

Advertisement

本番では、コート中央に記されたチームロゴの前に指揮者・嶋田あや氏(声楽家)率いる15人のNYMCメンバーが整列。両チームの紹介後に、「地域に根ざして20年以上活動しているニューヨーク混声合唱団です」とアナウンスされ、暗転した会場でスポットライトが照射。大勢の観客と選手が見守る中、NYMCはアカペラで国歌を熱唱。ひとりひとりの歌声が溶け合い、深みのあるハーモニーが会場に響き渡った。演奏後、熱心に耳を傾けていた観客から、大きな拍手が送られた。

ニューヨーク混声合唱団
当日、国歌を演奏したニューヨーク混声合唱団メンバー
ニューヨーク混声合唱団
当日、国歌を演奏したニューヨーク混声合唱団メンバー

大役を無事に果たした団員たちは、次のようにコメント、「久しぶりのスポーツイベントでの国歌演奏ということで緊張したが、とても楽しく演奏することができた」「緊張と興奮であっという間におわってしまったが、国歌を演奏させていただき本当に光栄なことだと思った」「一生の思い出に残る貴重な体験になった」。スポーツイベントの持つ一体感や興奮を改めて実感していた。

試合は、T.J.WarrenやJacob Toppinらが活躍、123 対 111でニックスが勝利した。

ニューヨーク混声合唱団では、随時、団員を募集。「NYMCは、合唱にご興味をお持ちの方は歌唱レベルを問わず、大歓迎です。もし今、合唱にご興味があって入団を迷っておられるようでしたら是非、一度見学にいらしてご自分の目でご覧になって実際に体験してみて下さることをお勧めいたします」と案内している。問合せ・詳細はウェブサイト(別記)で。

ニューヨーク混声合唱団
https://www.nymc.net

ニューヨーク混声合唱団

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!