美術史に残る「第1回印象派展」をVR体験
「印象派と過ごす夜、パリ1874」
仮想現実=バーチャル・リアリティ(VR)で、印象派が誕生したパリを旅する没入型イベント「印象派と過ごす夜、パリ1874(Tonight with the Impressionists, Paris 1874)」が2月28日(金)まで、ミッドタウン・ウエストのVR体験センター「エクリプソ(Eclipso)」で開催中だ。
1874年4月15日水曜日、午後8時のパリ。モネ、ピサロ、ドガ、ルノワールなど約30人の画家が、写真家ナダールのアトリエに集合し、165点の作品を展示した。後に「第1回印象派展」と呼ばれるようになる同展は、自由を求める作家たちの野心的な試みだった。今でこそ「歴史的な出来事」と認識されているが、当時は評価されず、売れた作品もわずか。「失敗した展示会」だった。
このVR体験では、印象派が誕生した150年前、ナダールのアトリエにタイムスリップ。そこでモネやルノワールなど、新進気鋭のアーティストたちと合流し、世の中を変えた一夜を目の当たりにする。さらに、モネやルノワールが描いた水浴場ラ・グルヌイエール、モネの「印象・日の出」を描いたル・アーヴルなど、あらゆる場所を探索。美術史に残る出来事を擬似体験する。
体験は45分、時間指定予約制。子どもは8歳以上で身長4フィート6インチ以上。屋内を歩き回るため、杖や歩行器は使用不可。予約はウェブサイトから。
Tonight with the Impressionists, Paris 1874
■2月28日(金)まで
■会場:Eclipso NYC:555 W. 57th St.
■18歳以上$44〜、8-17歳$39〜、学生$39〜、グループ(4人以上):1人$40〜
■チケット:https://feverup.com/m/269189
■https://theimpressionists-experience.com/nyc