木川貴幸・ピアノコンサート
シュトックハウゼンの世界
超大曲「コンタクテ」披露
ニューヨーク在住のピアニスト、木川貴幸=写真=が9月15日(日)、ウエストビレッジの「ル・ポワソン・ルージュ」でピアノコンサートを開催。20世紀現代音楽の巨匠、カールハインツ・シュトックハウゼン(1923〜2007)の代表曲を演奏する。
シュトックハウゼンは第二次世界大戦後の前衛音楽の旗手であり、電子音楽の創始者の一人として知られる作曲家。クラシック音楽界だけでなく、ポール・マッカートニー、ソニック・ユース、ビョークといったポップやロック界のアーティストにも多大な影響を与えている。現代でもシュトックハウゼンの極めて独創的でユニークな音楽は世界各地で演奏され続けている。
木川はシュトックハウゼンの作品を得意のレパートリーとしており、以前、「ピアノ曲X」を演奏した際、ニューヨークタイムズ紙は「木川は万華鏡のような音響効果を鮮やかに伝えた」と絶賛。
今回は「ピアノ曲I」、「ピアノ曲V」、「ピアノ曲X」の他、1970年の大阪万博でシュトックハウゼン自らが日本初演を行ったことで知られる超大曲「ピアノ、パーカッション、エレクトロニクスのための『コンタクテ』」を演奏する。なお、「コンタクテ」ではやはりシュトックハウゼン楽曲の演奏に長けているパーカッショニストのクリス・グラムがゲスト・アーティストとして共演する。この「コンタクテ」は準備・上演に多大な労力を要するため、なかなか生演奏されることがない幻の名曲だ。
木川流「コンタクテ」、聞き逃せない!
■9月15日（日）7:00pm
■会場：ル・ポワソン・ルージュ
158 Bleecker St.
■Tel: 212-505-3474
■テーブル席：前売$25、当日$30 ※テーブル席は+ミニマムオーダー２アイテム
■立見：前売り$20、当日$25
■https://lpr.com/lpr_events/taka24