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マツザキ・タカシのNY写真展「Saudade」2025
パリの記憶と香りをテーマにジュエリー作品も展示
2025年7月11日号掲載|10
ニューヨーク市を拠点に活動する写真家/メイクアップアーティスト、マツザキ・タカシによるポップアップ展「Saudade — 香りと光が紡ぐ旅の記憶」が、7月17日(木)から8月3日(日)まで、ブルックリンの画廊HACOで開催される。今回展示する作品は写真とジュエリー。ニューヨークでの個展は2回目だ。

展示タイトルの「Saudade(サウダージ)」は、ポルトガル語で「郷愁・憧憬」を一語に閉じ込めた単語。直訳のないこの言葉をテーマに、マツザキが10年間で25回以上通ったというパリで出会った「色・光・香り」の記憶を作品に昇華している。冬のサンジェルマンで感じた雨の匂い、春のパレ・ロワイヤルに咲くバラの香り。また、ある調香師から教わった「メキシコの海」を思わせるミステリアスな香りなど。
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マツザキは東京でアートとファッションデザインを学び、ニューヨークのアトリエでの経験を経て、現在写真とメイク、ジュエリー作品を発表する。個人プロジェクトとして始まったバラの写真シリーズが、ラグジュアリーブランド「ディオール(Dior)」の香水素材に起用されている。
■7月17日(木)〜8月3日(日)
■オープニングレセプション:7月17日(木)6 – 8pm
■会場:HACO
31 Grand St., Brooklyn
■www.haconyc.com
■www.takashimatsuzaki.com