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ソウルやハンブルクに続く海外展開
内なる痛みを色彩へ転化
2026年5月1日号掲載|9
広島市在住のアーティスト・大上力夫(おおうえ・りきお)の個展「SILENT VIOLENCE」が5月5日(火)から16日(土)まで、ソーホーのギャラリーマックス・ニューヨークで開催される。
大上は1980年代から個展・グループ展で活発に作品を発表、公募展においても数々の受賞を果たしている。個展は主に東京と広島で開催。海外ではソウル、ハンブルクでも個展を行っており、ニューヨークでの開催は今回が初となる。

大上は高校時代に画家を志したものの、父親の反対により美術学校への進学を断念。その後は独学で美術を学び、初期の段階でイヴ・クラインの「青」に強い衝撃を受け、自ら独自の色彩を生み出すことを決意する。以来、大上にとって色彩は創作活動の核心にあり、色彩へのアプローチは一貫して変わることがない。今に至る静寂にして独創的な世界観を構築することができたのは、むしろアカデミックな訓練を受けなかったからともいえる。
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今回、ギャラリー会場には50号9点と40号5点を含む合計25点を展示。本展シリーズについて大上は、「デフォルメされた女性や子ども、叫びをあげる顔、窪んだ瞳、しがみつく動物といったモチーフを用い、私独自の色彩を巧みに操ることで、日常に潜むバイオレンスへの怒り、恐怖、不安、そして絶望といった感情を表現しています。絵画による表現の限界を感じ、制作に疲れたようなときであっても、私は絵画が持つ力、そして色彩が宿す力を信じ、創作を続けています」と語る。
オープニングレセプションは6日(水)午後6時から8時まで。入場無料。
■2026年5月5日(火)〜16日(土)火〜土: 12pm〜6pm
■オープニングレセプション: 5月6日(水) 6pm〜8pm
■会場: Gallery Max New York
552 Broadway, Suite 401
bet. Prince & Spring Sts, buzz# 9
■問い合わせ: https://artspheres.org/contact/