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2025年5月22日掲載
【レポート】「アンプリファイド(Amplified)」体験記
音と光に包まれる60分
ケビン・ベーコンがナビするロックの記憶
音楽とは、ただ聴くだけのものではなく、時代を映し出す鏡であり、社会の鼓動を伝えるメディアでもある。その意味で、1967年の創刊以来、半世紀以上にわたりアメリカの音楽とカルチャーを記録し続けてきた雑誌「ローリング・ストーン(Rolling Stone)」存在は、「もうひとつの音楽史」そのものではないだろうか。

そんな同誌が持つ膨大なアーカイブを元に、視覚と聴覚の両面から時代を体験できる没入型展覧会「ローリング・ストーン・プレゼンツ:アンプリファイド、ザ・イマーシブ・ロック・エクスペリエンス(Rolling Stone Presents: Amplified The Immersive Rock Experience)」(以下アンプリファイド)が、チェルシーマーケット内の「アーテックハウスNYC(ARTECHOUSE NYC)」で開催中だ。
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展示では、1,000点以上の写真、200本の映像、1,300枚を超える雑誌カバー、300人以上のアーティストが登場。ボブ・ディランからビヨンセまで時代の音を刻んだアーティストたちの軌跡が、パフォーマンスの瞬間、舞台裏のスナップ、未公開のポートレート、象徴的なアルバムアートやポスターとともに再構成。270度におよぶ巨大スクリーン、18K解像度のデジタル映像、そして“空間オーディオ”と呼ばれる立体的な音響技術が、来場者をロックの記憶の中へと投入する。

ナビゲーターを務めるのは、俳優でミュージシャンでもあるケヴィン・ベーコン。その声に導かれながら、観客はロックという文化のダイナミズム、社会との共鳴、そして変容のプロセスを体感する。
ロックに思い入れのある人々にとっては、「懐かしさと再発見の旅」となり、若い世代にとっては、かつて音楽がどれほど強く時代を動かしていたかを知るきっかけとなる。完璧ではないにせよ、音楽と文化に対する敬意が随所に感じられる「アンプリファイド」は、“音を巡る回想の場”として、価値がある展示であると言えるだろう。

ひとつだけ注意したいのが「視覚酔い」だ。圧巻の270度映像が壁一面を包むこの空間では、人によっては没入感が強すぎて一種の“3D酔い”のような症状を覚えることもある。体調と相談しながら、無理せず適度に距離をとって楽しむのがおすすめだ。
入場は時間指定予約制、所要時間60分。17歳以下は大人同伴のこと。詳細・予約はオフィシャルサイトから。
Rolling Stone Presents: Amplified The Immersive Rock Experience
■会場:ARTECHOUSE NYC
Chelsea Market, 439 W 15th St.
■18歳以上$39〜、17歳以下$29〜
■詳細・予約:https://feverup.com/m/347289
