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「ロケッツ」100周年「クリスマス・スペクタキュラー」最新演出で記念公演開幕中

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「ロケッツ」100周年
「クリスマス・スペクタキュラー」
最新演出で記念公演開幕中

2025年11月14日号掲載|4

今年結成100周年を迎えるニューヨークの名物ダンスチーム「ラジオシティ・ロケッツ(Radio City Rockettes)」(以下ロケッツ)が11月6日(木)から2026年1月5日(月)まで、恒例のクリスマス公演「クリスマス・スペクタキュラー」を開催中だ。

Rockettes
ロケッツの代名詞、正確無比のキックライン(Kick Line)

ロケッツの前身は、1925年にミズーリ州セントルイスで結成された「ミズーリ・ロケッツ(Missouri Rockets)」。当初は16人編成の小さなチームだったが、その後ニューヨークに招かれた際、チーム名を「ロキシーツ(Roxyettes)」に改名。1932年に新築のラジオシティ・ミュージックホールに拠点を移して現在の「ラジオシティ・ロケッツ」となり、1933年からクリスマス公演を開始。今では80人以上のチームに成長し、ニューヨークのホリデーシーズンに欠かせない存在となっている。

ミズーリ・ロケッツ
創設者のラッセル・マーカート氏とミズーリ・ロケッツ(1925年) Russell Markert and the Missouri Rockets in 1925, courtesy of The Rockettes

ロケッツの活動はラジオシティだけに留まらず、第二次世界大戦中には米兵のための慰問公演や、長年に渡りメイシーズ感謝祭パレードにも出演。1960年代には人気が低迷した時期もあったが、1970年代末のラジオシティ・ミュージックホール閉鎖危機を機に、ロケッツはイメージを刷新。白人ダンサーのみで構成されていたロケッツに1987年、初の黒人ロケッツが誕生、多様性の拡大が進められた。

その後も全国ツアーや新しい振付導入など、時代に合わせて進化。近年ではNFLスーパーボウルのハーフタイムショー、ブロードウェイのトニー賞、MTVビデオ・ミュージック・アワードなど、国内の主要イベントに登場している。

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ダンサーたちは90分間の公演で200回以上のキックを行うことから、「卓越したダンサーであると同時にアスリートなのです」と、16シーズン目のアシスタント・ダンスキャプテン、テイラー・シムコは言う。「すべての動きを簡単に行っているように見せるのが私たちの使命です」

ラジオシティ・ロケッツ
「木製兵隊のパレード(Parade of the Wooden Soldiers)」は最後にドミノのように倒れるロケッツの名物ナンバー

公演ディレクターは、「有名な曲の多くは創設当初からほとんど変わっていませんが、デジタル演出やドローン、ホログラムなど、現代的な演出を取り入れています。今年は最新の没入型音響システムを導入し、より迫力のあるステージを実現しました」と説明している。

「時代遅れ」のようなラインダンスだが、実際には時代に合わせて進化してきたロケッツ。古典的な美しさと現代的な迫力を両立させた華やかなショーだ。

Christmas Spectacular
■2025年1月5日(月)まで
■会場:Radio City Music Hall
 1260 Ave. of the Americas
■$54〜
https://www.rockettes.com/christmas/

Rockettes

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