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「Raaw Energy」生肉ドッグフードからリステリア菌検出
NY州でも販売、180ロット超を自主回収
2026年5月27日投稿
米ペットフードメーカー「ラー・エナジー(Raaw Energy)」が製造した生肉タイプのドッグフードが、リステリア菌(Listeria monocytogenes)汚染の恐れがあるとして、大規模なリコールが行われている。対象は60種類以上、180ロット以上に及び、米東海岸9州で流通していた。今回は犬だけでなく、飼い主など人間への感染リスクがある点でも強く注意喚起されている。

問題となっているのは、主に冷凍の生肉ドッグフード(Raw Dog Food)で、「ビーフ&チキン」「チキンメドレー」「ターキーメドレー」「ハイブリッド」など複数が含まれている。製品は2ポンドまたは5ポンド入りの透明なプラスチック製チューブ(筒状パッケージ)で販売されていた。
リコール対象は、2025年7月17日から12月23日までに製造された全製品、および2026年3月31日製造の「Beef and Turkey Medley(ビーフ&ターキー・メドレー)」の特定ロット。主な流通地域は、ニューヨーク、ニュージャージー、ペンシルベニア、コネチカット、デラウェア、マサチューセッツ、メリーランド、ニューハンプシャー、バージニアの9州に渡る。
犬が感染した場合、下痢、嘔吐、発熱、食欲不振などの症状を引き起こす可能性がある。一方で、症状が出ないまま菌を保有し、唾液や排泄物を通じて周囲へ広げるケースもあるという。
人間は、汚染されたフードを素手で触ったり、犬の食器や唾液に触れたりすることで感染する可能性がある。感染すると激しい胃腸炎症状を起こすほか、重症化した場合は髄膜炎を引き起こす恐れがあり、妊婦では流産リスクも指摘されている。
発端は、コネチカット州農務省に寄せられた「犬が体調を崩した」との苦情からだった。当局が検査を行ったところ、特定ロットからリステリア菌などの有害菌を検出。これを受け、U.S. Food and Drug Administration(FDA)は2026年1月23日、対象8ロットについて「犬に与えないように」とする最初の公式警告を発表。その後、汚染が一部ロットではなく製造工程全体に及んでいる可能性が高まったことから、ラー・エナジー社は2026年5月21日、すべてのドッグフード生産を一時停止。翌22日には、FDAを通じて2025年7月〜12月製造分の全製品を対象とする大規模自主リコールを正式発表。現在、工場の衛生改善や検査体制の導入を進めている。
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FDAでは、対象製品が家庭の冷凍庫に残っている場合、犬に与えず、素手で触らないよう強く呼びかけている。処分する際には、手袋やビニール袋を使用して密閉・廃棄すること、さらにフードが触れた冷凍庫内、犬の食器、調理スペースなどを石鹸や消毒液で徹底的に洗浄するよう求めている。
対象商品の概要
■種類:Raaw Energy社のBeef and Chicken、Beef and Turkey Medley、Chicken Medley、Turkey Medley、Beef Heart、Hybrid Dog’s Best Friend など
■パッケージ:2ポンドまたは5ポンド入りの透明なプラスチック製チューブ。両端を金属クリップで密封し、5〜20本単位で茶色のダンボール箱に梱包して販売
■対象製造日:2025年7月17日〜12月23日製造分、および2026年3月31日製造の一部製品
■確認方法:箱や個別チューブに貼られた白いステッカーに記載されている「Date Code(製造日コード)」を確認
■詳細:FDA
https://www.fda.gov/animal-veterinary/outbreaks-and-advisories/fda-advisory-do-not-feed-eight-lots-raaw-energy-dog-food-due-contamination-harmful-bacteria