アッパーイーストでリオープン
日本の美術工芸品を紹介
大西ギャラリー
チェルシーで20年以上、日本の美術工芸品をメインに紹介してきた「大西ギャラリー(代表・大西なな)」が、アッパー・イーストに移転。10月1日にリオープンした。

新ギャラリーは、著名な建築家のウィットニー・ウォーレンとチャールズ・ウェットモアの設計により1905年に建てられた歴史的なシドニー・リプリー・マンションの1階。「大西ギャラリー」の顧客はアッパー・イースト在住者が多く、彼らから同ロケーションの存在を知らされ、移転に至った。
Advertisement
大西オーナーは、この度の移転について「チェルシーに愛着はありましたが、新店舗のエリアには日本の美術工芸品を紹介するギャラリーが無かったことから、移転を決めました」と、説明。
記念すべき新ギャラリー最初の展示は、日本の芸術に対する認識を高めることを目的とする米国の非営利組織「工芸USA」と協力。「能登の魂:輪島の漆芸作家たち(The Spirit of Noto: Urushi Artists of Wajima)」と「復興の波(Waves of Re-silience)」の2つを同時開催した(10月25日まで)。オープニング・レセプションには、キャパシティを超える来場者が詰めかけ、入場制限をかけるほどの大盛況。
大西オーナーは地震・豪雨で甚大な被害を被った石川県と深い繋がりをもち、本展で能登半島の復興の取り組みを支援。展示作品の売り上げ10%を復興支援として寄付する。
大西ギャラリー
■16 E. 79th St.
■開廊時間:火~金 10am〜5pm
■TEL:212-695-8035
nana@onishigallery.com
■https://www.onishigallery.com