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2025年3月28日号掲載|10
表千家米国東部支部設立15周年
世界平和を祈念し献茶式開催
家元・猶有斎宗匠が来米
茶の湯文化を通じて日本とアメリカの文化交流の促進に努める「表千家同門会米国東部支部」(上野隆司支部長)が3月16日および18日、設立15周年の記念行事を開催した。

本来は10周年に当たる2020年での記念行事を計画していたが、パンデミックで断念。今回は改めて15周年を記念することとなった。
現在、表千家同門会は、日本・海外合わせて57支部、会員16万人。その内、1500人を超える会員が世界25ヵ国で茶の湯の紹介、普及を通じた文化交流に寄与している。
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16日、ミッドタウンで市民茶会
マンハッタンの中心、5番街のニューヨーク市立図書館の向かいにある「ホテル・アンダズ」で市民茶会が行われた=写真①=。ホテル2階に畳を敷いた茶室を設置。表千家ゆかりの職家、表具師や柄杓師、袋師、焼物師などの職人による伝統的な茶道具を使った表千家流の茶席で来賓らを迎えた。

18日、世界平和を祈念した献茶式
アッパーウェストの「セント・ジョン・デバイン教会」で、世界平和を祈念する献茶式を開催した=写真②=。同教会は2010年、東部支部発足時にも献茶式を行ったゆかりのある場所。
午前10時頃、教会という独特な空間を静寂が支配するなか、400年を超える日本古来の茶道の厳粛な儀式が始まった。会員と来賓客が見守る中、表千家15代家元猶有斎(ゆうゆうさい)宗匠=写真=が伝統に則り点てた一服の茶が献じられた。出席者ばかりでなく、偶然立ち寄った人々の耳目も集めていた。
この意義深い式典を通じて、平和、尊敬、文化理解の価値を改めて見つめ直す機会となった。