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食品廃棄物を堆肥化「カーブサイド・コンポスティング」

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2025年4月11日号掲載|4

食品廃棄物を堆肥化
生ゴミ分別徹底でクリーンな街を目指す
「カーブサイド・コンポスティング」

ニューヨーク市は4月1日から、生ゴミ分別を義務化。これにより市民は、食品廃棄物や庭のゴミなどを分別し、専用のゴミ箱に捨てる必要がある。違反した場合、対象者(アパートのような集合住宅の場合は物件の所有者・管理者)は最大300ドルの罰金が科される。

ゴミ分別
①コンポストできるアイテム

廃棄物の削減と環境保護を目的に有機廃棄物の堆肥化を目的とした「カーブサイド・コンポスティング(Curbside Composting)」プログラムで、2013年に市内一部で試験的に行われた後、対象地区を拡大しながら昨年10月から市内全域で施行。ところが、多くの地域で守られなかったために今回、罰金制度が導入された。

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堆肥化可能なものを分別

分別するのは、食品廃棄物全般に加え、食品で汚れた紙(油で汚れたピザの箱、紙ナプキン、キッチンペーパー、紙皿、紙コップなど)、庭のゴミ(小枝、葉、花、クリスマスツリー)など=写真①=。

集合住宅の場合は、大家(または管理者)が茶色の専用ゴミ箱を設置する必要があり、集められたゴミは、リサイクル収集日に回収される。

家庭でゴミを貯めて出す場合、堆肥化可能なバッグ(BPI認証マーク=写真②=やCompostableと表記があるもの)や紙袋は利用可能。白や黒のビニール製ゴミ袋は不可。袋を使わず、専用の集積容器の中に廃棄物を直接投入も許可されている。

BPIロゴ
②Biodegradable Products Institute(生分解性製品協会)が認めたコンポスタブル製品に印字されるマーク

ドロップオフの場所

①スマート・コンポスティング・ビン
現在、市内200ヵ所以上に24時間捨てられるゴミ箱「NYCスマート・コンポスティング・ビン(NYC Smart Composting Bins)」=写真③=が設置されている。家庭ゴミ収集サービスが無い地域や、住民が自ら持ち込める場所として用意された。利用方法は、スマホの専用アプリから。位置情報を元に近くのゴミ箱を検索、実際にゴミ箱の近くに行って蓋を「アンロック」することで、捨てることが可能となる。

スマート・コンポスティング・ビン
③市内200ヵ所以上に設置された「スマート・コンポスティング・ビン」(Photo by YOMITIME)

②食品廃棄物ドロップオフサイト
多くの食品廃棄物と植物廃棄物は捨てられるが、肉・魚・乳製品は不可。受付日時があるので、それぞれ確認が必要。詳細は別記オフィシャルサイトで確認を。

ニューヨーク市は、同プログラムで市民意識を高め、よりクリーンで持続可能な都市づくりを目指している。

Curbside Composting
https://www.nyc.gov/site/dsny/collection/residents/curbside-composting.page

スマート・コンポスティング・ビン

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