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設立40周年記念・特別展
「ノグチのニューヨーク」
創作と都市の記憶
2026年2月6日号掲載|4
イサム・ノグチ財団・庭園美術館は2月4日(水)から9月13日(日)まで、特別展「ノグチのニューヨーク(Noguchi’s New York)」を開催する。美術館設立40周年を記念した展覧会で、キュレーションは同館のケイト・ウィーナーが手がける。

Photo: Donna Svennevik. The Noguchi Museum Archives, 04144. ©INFGM / ARS
本展は、日系アメリカ人彫刻家イサム・ノグチ(1904〜1988)とニューヨーク市との深く動的な関係に焦点を当てたもの。17歳で初めてニューヨークに移り住んだ野口は、生涯にわたり世界各地を旅しながらも、常にニューヨークに立ち戻り、この都市を拠点に数々の代表作や未実現プロジェクトを構想してきた。
展示では、彫刻作品、模型、写真、設計図、アーカイブ資料を通じて、都市の物質的・文化的・社会的・政治的環境が、野口の創作に与えた影響と、彼自身が公共芸術を通じてニューヨークをどのように変えようとしたのかを紹介する。
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また、「レッド・キューブ」や「チェイス・マンハッタン銀行プラザのサンケン・ガーデン」など、実現した公共作品の背景、完成後に改変や撤去が行われたプロジェクトについても紹介。さらに、ニューヨーク市公園局長ロバート・モーゼスとの対立など、公共芸術をめぐる政治的摩擦にも触れ、芸術が社会に果たす役割を問い直す内容となる。
野口は晩年のインタビューで、「自分は日本人でもアメリカ人でもない。街をよく歩き回る、ただのニューヨーカーだ」と語っていたという。本展は、野口が「自らの家」と呼んだニューヨークへの長年の関わりを再検証するとともに、都市と芸術の関係をあらためて考える機会となる。
日本語ツアー
日本語によるガイドツアーは、現時点では2月14日(土)午後3時からの実施が予定されている。ツアーでは、常設展および特別展から選ばれた作品を題材に、対話形式でイサム・ノグチの生涯や作品観を紹介する。ツアーは無料、事前登録も不要(入館料別途)。最新情報はウェブサイトで確認を。
Noguchi’s New York
■2月4日(水)〜9月13日(日)
■会場:The Noguchi Museum
9-01 33rd Road, Long Island City (at Vernon Boulevard)
■一般$16、学生/シニア$6、12歳未満無料、毎月第1金曜無料
■https://www.noguchi.org