よみタイム|2024年7月12日号・Vol.473デジタル版 & バックナンバーはこちら

日本クラブ特別展「進化する常陸国のお雛さまと匠の技」

日本クラブ特別展「進化する常陸国のお雛さまと匠の技」
「Hina Doll」として甦る

日本クラブ特別企画展「進化する常陸国のお雛さまと匠の技」が、日本ギャラリーで6月28日(金)から7月19日(金)まで開催される。入場無料。

ユネスコ無形文化遺産登録の「結城紬」、京都「西陣織」、フランスのアンティークレースなどを纏った「Hina Doll」を展示し、さまざまなセレモニーやイベントに応じた飾り方を紹介する。

お雛さま
鯛尽くし:紅緋色(くれないひいろ)

「Hina Doll」が纏う着物は、上皇后様がご着用された結城紬の着物と同じ反物で仕立てられ、今回の展示の見どころの一つとなっている。

茨城県の城里町(旧桂村)の桂雛(かつらびな)は、県伝統工芸品指定であり、町無形文化財に指定されている。旧桂村は、かつて徳川家の城下町として栄えたが、近年は少子化の影響で衰退が進んでいる。そうした中で、桂雛三代目・小佐畑孝雄氏は、伝統を守りつつ芸術性を追求し、一年中飾れる日本初のインテリア・アート「Hina Doll」として、桂雛を甦らせた。

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一般的に、お雛様といえば3月3日のひな祭りの日に飾るものとされているが、その固定概念を打ち破ったのが「Hina Doll」だ。老若男女問わず、一年中楽しむことができ、飾り続けることで家族の健康や幸せを願うことができる。

また、小佐畑氏による壁掛アート作品「Kasane Frame」も展示される。平安時代の十二単に使われた「襲色目(かさねいろめ)」や、欧州の伝統的な布地は、「Hina Doll」だけではなく、こうした壁掛アートとして作品されしている。
「Kasane Frame」は、国内外の伝統的な織物を用い、中央に襲色目を配置した額装作品だ。どんな場所にも馴染むインテリアアートとして、多くの人々に親しまれている。

匠の技のコーナーでは、屏風や台、灯りなどの大道具・小道具が展示される。これらは、地元の職人たちが手掛けた「すずも提灯/水府提灯」「西の内和紙」「笠間焼」「大子漆」「かな料紙」「桐細工」「組子」などで作られている。

  • 6月28日(金)〜7月19日(金)
  • 会場:日本ギャラリー(日本クラブ7階):145 W. 57th St.(bet. 6th & 7th Aves.)
  • www.nipponclub.org
  • 入場無料
  • 詳細・問合せ:日本ギャラリー
  • gallery@nipponclub.org
お雛さま

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