よみタイム|2024年11月29日号・Vol.483デジタル版 & バックナンバーはこちら

日本クラブ「音楽の宴~高峰譲吉の全米発明家殿堂入りを祝して」

日本クラブ・サマーフェスティバル2024
「音楽の宴~高峰譲吉の全米発明家殿堂入りを祝して」

日本クラブは7月2日、マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックで、毎年恒例のサマーフェスティバル、題して「音楽の宴~高峰譲吉の全米発明家殿堂入りを祝して」を開催した。

武者氏と前田事務所長
日本クラブを代表し全米発明家殿堂入りの証書を受け取った武者氏(左)と前田事務所長

日本クラブ初代会長の高峰譲吉博士は、バイオテクノロジーのパイオニアであり、アドレナリンの医療への応用につながる研究を行い、20の米国特許を取得。産業の発展に寄与するのみならず、日米の文化的に大きなインパクトを築き、不朽の遺産を築き上げた。今年のサマーフェスティバルでは、その偉業を称えた。

会場となったマンハッタン・スクール・オブ・ミュージックには多くの日本人が在籍、卒業生も多い。ニューヨーク日本商工会議所は、学生に奨学金を支援する取り組みを行っていたことから、今回、フェスティバル会場として選出された。

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イベント前半はカクテル・レセプション。出演のミュージシャンも参加し和やかに歓談した。続いてコンサート・ホールに移動。はじめに高峰譲吉氏の全米発明家殿堂入り受賞のアナウンスメントが行われ、武者智宏(むしゃ・ともひろ)米国三井物産SVPが、殿堂入り表彰の証明書フレームを受け取った。

いよいよ演奏がスタート。ハープ奏者の安楽真理子、メゾソプラノのジェイナイ・ブリッジらが在校生、卒業生らと出演。第一部はクラシックで安楽が在校生と共演。ハープ、フルート、ヴィオラの素晴らしいハーモニーを披露した。そしてブリッジ、池田鈴奈(ソプラノ)が素晴らしい歌声を響かせた。

第2部はジャズ。寺久保エレナ(サックス奏者)率いるクインテットとジューン・カルバン(ヴォーカル)が登場。1部とは打って変わって軽快なリズム、ジャズの醍醐味である即興演奏を楽しんだ。

武者氏と前田事務所長

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