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新型高速列車「ネクストジェン・アセラ」
速度より快適性を重視
ラグジュアリーな旅の提案
2025年8月22日号掲載|4
アムトラックでは、アメリカ唯一の高速列車「アセラ(Acela)」に代わる新型高速列車「ネクストジェン・アセラ(NextGen Acela)」=写真①=の運行を8月28日(木)から開始する。

「アセラ」は、アムトラックのプレミアムサービスで、座席はファーストクラスとビジネスクラスのみ。米北東部の主要都市(ボストン、ニューヨーク、ワシントンDC)結ぶ全長700キロメートル余りの鉄道路線「北東回廊(Northeast Corridor、略: NEC」を走る。
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新型車両「ネクストジェン・アセラ」は、最高時速160マイル(現行車両より時速10マイル高速)を実現。「チルトシステム」の採用により、より滑らかで静かな乗り心地を提供する。まずは5編成が投入され、現行の「アセラ」と併用しながら段階的に置き換え、2027年までに全28編成が導入される予定だ。


車内には無料の高速5G対応Wi-Fi、USBポートや電源コンセント、読書灯などを備えた幅広の座席=写真②=、足元のスペースも拡大。改装されたカフェ・アセラ=写真③=では飲食物を提供し、食事を購入できるグラブ・アンド・ゴー・コーナーを新設。
フルミールを提供するファーストクラス=写真④=では、すでにサービスを刷新。北東部各地の料理に着想を得た新メニューが導入された。ビジネスクラスでは、車内カートサービス=写真⑤=が復活。軽食やワイン、ビール、スピリッツなどが購入できる。


アムトラック社長のロジャー・ハリス氏は声明で、「ネクストジェン・アセラ」は単なる新しい列車ではなく、旅の進化そのものです」とコメント。より速く、快適で、利便性の高い移動を提供する新時代の高速鉄道となる。
残念なのは最高速度を出せるのは、北東回廊の一部のみ。カーブや踏切、都市部の混雑区間に加え、橋梁やトンネルの耐久性、信号システムの改良などが追いついていない。さらに他列車と路線を共有しているため、全区間での高速運転ができない状況だ。
速さでは新幹線に及ばないものの、洗練されたサービスで「ラグジュアリーな鉄道の旅」を提供する。
NextGen Acela
■アムトラックの公式ウェブサイト
https://www.amtrak.com