Advertisement
2025年6月27日号|9
歌声がつなぐ支援と友情
「ニューヨーク合唱フェス」
カーネギーホールで無料公演
日米親善・文化交流、国際大規模災害被災者への支援、ウクライナ合唱団との友好増進を開催趣旨とする「2025ニューヨーク合唱フェスティバル」(主催・文化芸能国際交流機構ジェクサ)が7月16日(水)、カーネギーホール・大ホールで開催される。司会進行はFCIの久下香織子アナウンサー。

日本から4団体出演
2012年に始まり、同フェスティバルは今回節目となる10回目。日本からは、評価の高い4合唱団が参加する。
福岡県の「女声合唱団HIRO+1・0」は、2024全日本合唱コンクール全国大会・一般同声部門で金賞・文部科学大臣賞(最高賞)を受賞。大庭尋子指揮者のもとに全県から集まった約40人が、テンポよく楽しく、数々の賞に輝いた実力を披露する。
神奈川県合唱連盟理事長・岩本達明指揮者が率いる「Japan Yanpa Chorus」は、川崎市、相模原市などの混声合唱メンバーらで構成。国際交流経験が豊富な国際派の合唱団で、米国で人気の曲を披露する。
全日本合唱コンクール全国大会に多数出場し金賞などを受賞した向井正雄指揮者が混声メンバーを集めた「ミネルヴァ合唱団」として参加。団員は三重県、静岡県、奈良県、大阪府、東京都、千葉県から集まった。
大森友美子指揮者率いる岡山県の「女声合唱団TOMO」は、岡山市、倉敷市の女声メンバーで構成。「全日本おかあさんコーラス全国大会」に多数参加し、2019年はグランプリに輝いた。
今回の指揮者4人は、本フェスティバル参加は2度目となる。
Advertisement
「ウクライナ合唱団」(ヴァシル・レチンスキー指揮)は、3度目の参加。2023年の出演で曲を知り、感銘したウクライナ語・日本語の「ふるさと」(信長貴富編曲)を披露する。
米国からは「グレース・コーラル・オブ・ブルックリン」(ジェイソン・アズバリー指揮)、「BICブルックリン・インターデノミナショナル・クワイア」(フランク・A・ヘイ指揮)が参加。指揮者のヘイは、国連80周年記念・国連オーケストラのベートーヴェン「第九」(6月21日演奏)で合唱指揮者を務めた。
当日は、日米合唱団の名演を聴くだけでなく、合同演奏時には客席で歌うことができるのが同フェス最大の特徴だ。曲は今年も「花は咲く」「イマジン」「つばさをください」の3曲。カーネギーで、音の響きを体感したい。
入場無料・要チケット予約
入場無料だが、チケット(指定席)が必要。カーネギーホールのボックス・オフィスで入手可能。今年も休憩時に、NY日系ライオンズクラブが募金活動を行う。国際大規模災害被災者支援やウクライナ難民支援を呼びかける。一部は朝日新聞厚生文化事業団を通じて能登大地震救援にも当てられる。
■7月16日(水)8:00pm
■会場:Stern Auditorium / Perelman Stage
Carnegie Hall
57th St. & 7th Ave.
■入場無料(要チケット)
※カーネギーホールのボックスオフィスで入場券を発行中
1人6枚まで。当日券無し、事前入手を
■https://www.carnegiehall.org/Calendar/2025/07/16