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建国250周年へ──民主主義と多様性を体感する新たな展示空間が誕生
建国の歴史を多角的にたどる特別展
2026年7月3日号掲載|2
ニューヨーク最古の博物館「ニューヨーク歴史協会(ニューヨーク・ヒストリカル、The New York Historical)」は6月18日(木)、約1億7500万ドルを投じた新館「タン・ウィング・フォー・アメリカン・デモクラシー(Tang Wing for American Democracy)」をオープンした。米国建国250周年に合わせたプロジェクトで、展示や教育機能を大幅に強化。歴史的建造物に指定されている同館にとって約100年ぶりの大規模な拡張となった。

1804年創設の同館は、アメリカ合衆国建国間もない時代に設立されたニューヨーク市初の博物館。1908年からアッパー・ウエストサイドの現在地に拠点を構え、教育・研究・展示活動を続けてきた。
新館は、ロバート・A・M・スターン・アーキテクツ(Robert A.M. Stern Architects:RAMSA)が設計。ニューヨーク市ランドマーク保存委員会の承認を経て建設され、外壁には114年前の本館と同じメイン州ディアアイル産の花崗岩が使用されている。
企画展示やイベントに対応する展示ギャラリーのほか、全米有数の研究施設であるパトリシア・D・クリンゲンスタイン図書館(Patricia D. Klingenstein Library)の収蔵スペース、資料保存修復施設、中庭、セントラルパークを望む屋上庭園などを整備。2028年にはアメリカLGBTQ+ミュージアム(American LGBTQ+ Museum)が初の常設拠点として開館する予定だ。


新館では、記念特別展を多数開催。
先住民アーティストによる現代美術を紹介する「ハウス・メイド・オブ・ドーン(House Made of Dawn)」、レンブラントらの作品を通してニューアムステルダム時代を描く「オールド・マスターズ、ニュー・アムステルダム(Old Masters, New Amsterdam)」、アメリカ独立革命がニューヨークの女性たちに与えた影響を描く「革命を生きた女性たち(Revolutionary Women)」、民主主義の歩みを所蔵品からたどる「民主主義の重要性(Democracy Matters)」など、多方面から建国の歴史を振り返る。

また本館では、ホワイトハウスのオーバルオフィス(大統領執務室)の実物大レプリカや、アメリカ女性の200年の歴史を靴でたどる「スチュアート・アンド・ジェーン・ワイツマン・シュー・ミュージアム(Stuart and Jane Weitzman Shoe Museum)」、LGBTQ+市民権の歩み、国際婦人服労働組合の歴史を紹介した常設展示なども公開。
アメリカ民主主義の歩みを多角的な視点から紹介した新たな拠点として注目される。
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★建国250周年記念特別展
House Made of Dawn
■2026年8月16日(日)まで
Old Masters, New Amsterdam
■2026年8月30日(日)まで
Revolutionary Women
■2026年10月25日(日)まで
Democracy Matters
■2026年11月1日(日)まで
■会場:The New York Historical
170 Central Park West
※月曜休館
■大人$24、シニア$19、学生$13
5〜13歳$6、5歳未満無料
■https://www.nyhistory.org
