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大型展「ニュー・ヒューマンズ:未来の記憶」開幕
オープニング週末は入館無料、会員は予約不要
2026年3月11日投稿
ロウアー・マンハッタンの「ニューミュージアム(New Museum)」 は2026年3月21日、約6万平方フィートの拡張棟をオープンする。開館に合わせ、館内全体を使った展覧会「ニュー・ヒューマンズ:未来の記憶(New Humans: Memories of the Future)」など複数の新作展示が公開される。

ニュー・ミュージアムは2007年、建築ユニットSANAAが設計した建物で開館。今回オープンする拡張棟は建築事務所OMAによる設計で既存館の隣に建設、新たな展示スペースや公共プラザなどを備えた施設となる。加えて、拡張計画の一環として、ミュージアム初となるフルサービスのレストランも設けられる予定で、シェフで作家のジュリア・シャーマンが手がけるという。
オープニング週末となる3月21日と22日は入館無料。無料チケットは事前登録制だが、予約サイトはすでに該当日が選択できない状態だ。なお、ミュージアム会員は予約不要で、デジタル会員証を提示すれば入場できると案内されている。
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展覧会「ニュー・ヒューマンズ:未来の記憶」は、テクノロジーの進展によって変化してきた「人間」という概念がテーマ。200人以上の国際的なアーティスト、作家、科学者、建築家、映画制作者の作品を通じて、20世紀から21世紀にかけての技術革新と社会変化が、人類の未来像にどのような影響を与えてきたかを探る。
展示では、ロボットやサイボーグ、異星生命体のような存在など、人類のさまざまな可能性を提示する作品を紹介。アート作品だけでなく、建築やSF映画、文学など多様な分野の視点から、物理的・仮想的・ポストヒューマンの世界像を取り上げる。

建物の内外でも、新たなコミッション作品が展示される。ミュージアム前の公共プラザには、サラ・ルーカス(Sarah Lucas)による彫刻作品「VENUS VICTORIA」を設置。公共空間で存在感を示す女性たちをテーマにした作品で、OMA設計の拡張計画により整備されたバワリー通りとプリンス・ストリートの屋外プラザで2年間展示される。
ファサードでは、チャバララ・セルフ(Tschabalala Self)による新作「Art Lovers」を公開。抱き合うカップルを描いた作品で、既存館と拡張棟が接する建築上の接点を視覚的に表現する。作品はバワリー通りとプリンス・ストリートの両方から見ることができる。

新設のアトリウムでは、クララ・ホスネドロヴァ(Klára Hosnedlová)によるサイトスペシフィック作品を展示。東欧の旧共産圏建築や伝統工芸に着想を得た作品で、砂岩とガラスの彫刻と亜麻繊維のテキスタイル、刺繍などで構成される。作品はロビーから4階まで続く階段と踊り場から鑑賞できる。
生まれ変わったニュー・ミュージアムで、最新の現代アートを体験しよう。
New Museum
■会場:235 Bowery
■入場料:大人$25、65歳以上$22、学生$19、19歳未満無料
■https://www.newmuseum.org