NY近郊ゴルフ場ガイド
イースト・ビレッジのラーメン店「来々軒」(TICグループ、八木秀峰社長)が4月29日、店舗移転に伴い装いも新たに再オープンした。新店舗は旧店舗の2軒ほど先。赤いネオンサインと赤いのれんが目印だ。 店内に入ると「いらっしゃーい!」と威勢の良い声が響く。左側にカウンター、右側にテーブルが並び、席数は全部で31席。気軽に立ち寄れ、昔ながらのラーメンが味わえる。 昨今、NYはラーメンブームだが、「来々軒」はブーム到来以前から創業するパイオニア的存在。既に、)メリカ人にも認知され、親しまれている。 ネオンサインにある「浅草」の文字は、日本におけるラーメンの原点とされた東京浅草の「来々軒」に由来する。同店はその本家のオーソドックスな味を継承した、言わば昔懐かしい味が自慢だ。 ベースとなるスープは豚骨、鶏ガラなどを煮込んだもの。シンプルであっさりしているため、週に何度も通う常連客もいる。 味は、醤油、塩、カレー(ともに9・5ドル)と、味噌(10ドル)の4種類。スープベースに、特製ダレを調合している。 麺は、製麺所に特注したオリジナル。スープとマッチするように試行錯誤を繰り返したこだわりの麺だ。週に6回、製麺所より配達される生麺を使用。コシがあり、麺そのものの味が楽しめる逸品。 トッピングはメンマ、ネギ、なると、ゆで卵など、昔懐かしいシンプルなもの。メンマ、チャーシューなどは追加でオーダー可能だ。 アペタイザーにはポーク・バン(2個入り7・8ドル)がおすすめ。炙ったチャーシュー、キュウリ、レタスに、特製ソースを掛け、ふんわりとした皮でサンドイッチにしたもの。「ラーメンを待っている間に」とオーダーしたつもりでも、ついつい一気に食べてしまう美味さだ。 他にはクラゲと春雨の入った「来々軒サラダ」や、デザートにはマンゴ・プディング(4・5ドル)がおすすめだ。(ケーシー谷口)