NY近郊ゴルフ場ガイド
日本人にとっては親しみ易いタイ料理。「ノダス」は、クイーンズのサニーサイドで昨年オープンしたばかり。 モダンな作りの店内には、バーとテーブルが約10台ほど並べられている。奥の壁には仏像を形どったネオンサインが懸けられ、小さいながらも洒落たレストランだ。 タイ料理は、香辛料や香味野菜、香草(ハーブ)を多用し、独特のアクセントを効かせている。 米が主食のタイでは、米に合うおかず「ガップ・カオ(意:米と食べるもの)」を用意するのが一般的で、我々日本人に人気があるのも頷ける。 まずはアペタイザーから。スプリングロール(春巻き)やポークバン、ダックバンなどいわゆる日本で言う「中華まん」など、ポピュラーなメニューが並ぶ。どれも一緒にソースが付いて来るが、プラムソースは甘いので好き嫌いがはっきり分かれるところ。ナンプラーや粉唐辛子を足して、辛味と甘味をミックスするのがタイ料理の楽しみ方だ。何よりバンは6ドル、他は4ドル95セントとリーズナブルなプライスがうれしい。 タイ料理でゲーン(汁物)と言えばトム・ヤン・クンが有名だが、ここでは鶏肉をココナッツミルクで煮込んだトム・カー・ガイ(3ドル99セント)がおすすめだ。ココナッツミルクでマイルドに仕上がっているところに、唐辛子の辛さをプラス。味が際立ってますます美味になる。 タイ料理で外せないのがカレーだろう。タイカレーは、やはりココナッツミルクがベース。「ゲーン・キヨウ・ワーン」は、通称「グリーン・カレー」と呼ばれライス付き。酸味のある辛みが後を引く。日本人にとってカレーはアントレーかと思っていたが、これはゲーン(汁物)の一つらしい。 まだ物足りないなら麺類がおすすめだ。中華麺を炒めたバミー・ヘーン、米麺を炒め、ピーナッツが香ばしいパッタイなど。同店はヌードル・ハウスとして麺類も評判だ。その他には焼き飯などもあり。 ランチタイムやハッピーアワーのスペシャルもあり、テイクアウトやオンラインでのデリバリー注文も可能だ(場所によってはピックアップのみ)。 また、2〜50人までのプライベート・パーティも受け付けており、テーブルディナーや、カクテルパーティなど、臨機応変に対応してくれる。 (ケーシー谷口)