レストラン「わさび」は、ニュージャージー州の北東部リッジウッドにある日本料理店。オープン以来、地元のアメリカ人にも人気の店だ。
今年8月上旬、同じくニュージャージー州のイングルウッドに新店舗をオープン。地元で話題になっている。
オーナーシェフの高橋一彦さんは、熊本県天草の出身。海辺だったこともあり、魚は子どもの頃から自分でさばき、それがきっかけで、料理に興味を持つようになったという。
85年に来米。日本食レストランで経験を積んだのち、00年8月に「わさび」1号店をオープン。今回、イングルウッドに2号店をオープンしたことにより、2店舗を切り盛りするオーナーとなった。
新店舗は、さまざまな商店が軒を連ねる一角にあり、言わばイングルウッドの商業の中心地。
店内は26席、レンガ作りの外観と内装で、落ち着いた雰囲気を醸し出している。
店名は、ローマ字で「WA・SABI」と表記し、2ワード。日本古来の植物で、寿司に付く「わさび」を指しているが、和食の「和」と、日本人が持つ独自の感性「侘・寂(わびさび)」の「寂(さび)」を併せた造語でもあるという。
平日は、ランチとディナーに分かれているが、週末は終日オープン(イングルウッド店は日曜定休)。
メニューには寿司、刺身、麺類などが豊富に並ぶ。まずランチでは、握り7貫と巻物1本の「寿司ランチ」が14ドル。「刺身ランチ」は刺身10切れと巻物1本で16ドル。日替わりランチが12ドル。コンビネーション・ランチは、寿司とカツ、寿司と天ぷらなど3種類のバリエーションがあり12ドル。どれもサラダとみそ汁が付いてくる。
ディナー・メニューにはアペタイザーが加わり、オリジナルのクラブケーキ10ドル。ツナとアボカドのサラダ15ドル。たっぷりのダイスにカットされたツナ、薄くスライスされたアボカドにオリジナルのジンジャー・ドレッシングがアクセントを添える逸品だ。
他にも高橋シェフのオリジナリティー溢れるアペタイザーが多数、こちらもおすすめだ。
両店とも、好みのお酒やワインの持ち込みが可能。
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