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2月のイベントといえばバレンタイン・デー。今回は、ロマンチックで特別感のあるお店「マーブル・デザートバー」をご案内します。 オーナー兼シェフは、アルゼンチン出身のマウロ・ポンピリさんと、タイ出身のマヤ・シティシントンさん夫妻。日本人パティシエールの千加・ティルマンさんが2003年、ニューヨークでオープンした元祖デザートバー「チカリシャス」で一緒に働いたことがきっかけで、人生のパートナーになったふたり。2019年9月中旬に、この「マーブル・デザートバー」をオープンしました。 マヤさんは「イレブン・マディソン・パーク」で料理のキャリアを積んだ後、千加さんの元でトップ・パティシエールとして活躍。2015年のザガット誌で、30人(30歳以下)の料理人のひとりに選出。マウロさんも、世界で最も影響力のあるパティシエの一人、ラモン・モラート(バルセロナ)と働いた経歴があり、夫婦揃って「スゴ腕」です! 同店は、朝からお昼すぎまではコーヒーショップとして、クロワッサンやデニッシュ、クッキーなどを販売。「マーブル・デザートバー」としての本領を発揮するのは午後3時から(土日は2時から)です。メニューは、プリフィックスの3コース(35ドル)と、デザートテイスティング(70ドル)の2種類。季節に沿った新鮮な旬の食材を使用するため、毎日、ふたりでメニューを決めるとか。デザートに合わせたお酒もペアリング可能で、ワインペアリング(45ドル)または、グラス(12ドルから)が用意されています。 今回は、私が試した3コースをご紹介しましょう。 この日の「アミューズ・ブーシュ」(和食なら「先付け、お通し」といったところ)は、ひと口レモンメレンゲパイ=写真①=。タルト地に滑らかで濃厚な味わいのレモンカード、ぽってりとフワフワのメレンゲに、黒胡椒がアクセントになった一品。ペアリングとしてアイスワインをオーダーしました。 次は、「メイン・デザート」5種類の中から1つをチョイス。「Japanese Purple Potato - Fresh Cream - Longan」=写真②=は、紫芋とフレッシュクリーム、トロピカルフルーツのロンガン(竜眼)をあしらった東南アジア風のジェラート。食用花と赤紫のパウダーの色がとても奇麗でした。 お口直し「パレットクレンザー」として、ピーチのピューレーソースの上にレモン・シャーベットが載った小皿が出てきた後、コース最後の「プチフール」=写真③=、さらにシメとしてレモンのマドレーヌで終了です。前菜にケーキ、メインがアイスクリーム、口直しの後にもケーキ、食後にマドレーヌ…全てが「メイン」だと思えるような、贅沢なスイーツ三昧が堪能できました。 もう一つ、「デザート・バー」が面白いのはそのエンターテイメント性。バーカウンターに着席、目の前のオープンキッチンで、パティシエ達がデザートを盛り付けている様子は、見ていて飽きません。客層はカップルが多いですが、スイーツ好きな友人の誕生日や母の日など、サプライズで招待すれば、きっと喜ばれるはず。特別な日に最適な、大人向けの本格デザートカフェです。(情報提供:宮本加奈子・CUEトラベル) Marble Dessert Bar ■27 Bedford St. ■Tel:646-919-0879 ■www.mmarbledessertbar.com ★デザートバー(要予約) 営業時間 水・木:3pm〜10:30pm 金 :3pm〜11pm 土 :2pm〜11pm 日 :2pm〜10:30pm (月火・定休) ※営業時間は予告なく変更される場合有り。要確認。 Tweet HOME |