2019年11月15日号 Vol.362



異なるルーツを持つ
オーナー夫妻の愛情メニュー
「ジャックズ・ワイフ・フレダ」


「グリーン・シャクシュカ(Green Shakshuka)」Photos by Kanako Miyamoto/Cue Travel


ローズウォーター入りワッフル「Rosewater Waffle」


「マダム・フレダ(Madame Freda)」


オーナー夫妻の愛情を感じるシュガースティックのメッセージ


アメリカ人の友人を週末に、 「『ジャックズ・ワイフ・フレダ』でランチしない?」と誘うと、高い確立で「Forget about it!」(忘れろ!)と断られる程、人気の高いレストランがココ。ダウンタウンでの「朝食人気・トップ3」には確実に入ります。

オーナーは、南アフリカにルーツを持つディーンと、イスラエルにルーツを持つマヤのヤンケロウィッツ夫妻。店名の「ジャックの妻、フレダ」は、ディーンの祖父母の名前。彼らの家には、いつも人々が集まり、楽しく過ごしていたそうです。

ニューヨークでディーンとマヤが恋に落ちた20代、様々なレストランで食事をした時に、ルーツは違っても「料理の好み」は同じでした。同店のメニューは、夫妻が子どもの頃から親しんできた故郷の南アフリカとイスラエル、そしてニューヨークで食べた大好きな料理で、「私たちが楽しんでいる食事をみんなにも食べさせたい」という想いが反映されています。

同店はマンハッタンに3店舗。私のお気に入りは、一番かわいい雰囲気のウエストビレッジ店です。朝8時半のオープンで、平日は午前11時半ぐらいまでなら、あまり待たずに入れますが、週末は午前9時には、ほぼ満席状態。「朝食メニューは午前中のみ」というお店が多い中で、同店は午後5時までオーダーできます。

オススメは、グリュイエール ・チーズとダック・プロシュートをはさみ、チェダーを加えたベシャメルソース、目玉焼きが乗ったサンド「マダム・フレダ(Madame Freda)」。サイドにあるピリ辛ソースはお好みで。人気は「グリーン・シャクシュカ(Green Shakshuka)」。イスラエルで朝食の定番「シャクシュカ」のグリーントマト版で、トマトやパプリカがベースのシチューに、卵を落として半熟まで調理したもの。甘いものが食べたい時は、迷わずローズウォーター入りのワッフル「Rosewater Waffle」を試してみてください。

料理はもちろんのこと、内装やメニューのイラスト、シュガースティックに書かれたメッセージなど全てに、オーナー夫妻の愛情を感じます。スタッフも皆フレンドリーで、「また行きたい、次は何をオーダーしようかな?」と思えるステキな場所です。(情報提供:宮本加奈子・CUEトラベル)

Jack's Wife Freda
jackswifefreda.com


★SOHO
■224 Lafayette St.
■Tel:212-510-8550


★West Village
■50 Carmine St.
■Tel:646-669-9888


★CHELSEA
■116 8th Ave.
■Tel:646-454-9045



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