2019年10月4日号 Vol.359



ボーリングとライブと食事
家族で楽しめるファミリー・デーも
「ブルックリン・ボール」


ボーリング・レーンは16(写真上)。隣接するライブステージでは、夕方からバンドがリハーサル(写真下) Photos by Kanako Miyamoto/Cue Travel



オリジナル商品も多数販売


ブルックリンのウイリアムズバーグにある「ブルックリン・ボール」は、レストランとライブ施設を兼ね備えたボーリング場です。1880年代に製鉄所だった建物を改装して2009年にオープン。通常の75%も低い電力で動く「ピンスポッター(ボーリングのマシン)」を採用し、コンサートステージの床はトラックタイヤをリサイクル、照明もLEDを利用するなど環境に配慮したことから、「LEED(建築物環境性能総合評価システム)」を受けています。「クリントン財団」の資金集め(2010年)や、ヒラリー・クリントンの大統領選挙への資金集め(2016年)の会場としても利用されました。

場内には16のボーリング・レーンとライブステージが並んでいるので、プレイしながらライブを楽しめます。およそ600人が収容できるライブスペースでは、ガンズ・アンド・ローゼズ、エルヴィス・コステロ、ザ・ルーツ、RJD2など、有名アーティストも多数出演。2013年に「ローリング・ストーン誌」が選んだ「ベスト・クラブ」で20位にランクインしただけあり、ライブ会場としても目が離せません。チケット料金は演目によって異なり、有名アーティストだと完売しますので、必ずウェブサイトで確認することをおすすめします。

アルコールを提供していることもあり、月〜金、21歳以下は入場できませんが、年齢制限なく入場できる「ファミリー・ボール(土12〜5pm・日12〜6pm)」があり、週末は家族連れで賑わっています。
ボーリング料金は、1人25ドル(30分)で1レーンに8人まで。スニーカーのレンタルは$4.95、靴下が必要ですので持参しましょう。忘れた場合は5ドルで購入できます。ボーリング・レーンの予約は受け付けていないので、日によっては何時間待ちのケースも…。半額になる日もあるので、ウェブサイトをチェックするとお得です。Tシャツや帽子、トートバックなど、オリジナル・アイテムも販売しているので、お土産にも最適でしょう。

「ボーリング場」とはいいながら、実は、お酒や食事をするためだけに来る人がほとんどです。地元ブルックリン・ブリュワリーの生ビールも飲め、「ブルーリボン・フライドチキン」のチキンウィングなどもメニューにあります。これからの季節、インドアで友達やグループでワイワイできるカジュアルなスポットとして、一度、お出かけください!(情報提供:宮本加奈子・CUEトラベル)

Brooklyn Bowl
住所:61 Wythe Ave., Brooklyn, NY
www.brooklynbowl.com


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